世界で3番目に権力のある男

by Shogo

「世界で3番目に権力のある男」という表現を見たので調べてみた。アメリカ大統領のことを、今まではよく「地上で最も権力のある」とか言われていたので不思議な感じがしたからだ。

すぐに見つけたそのリストは、Forbesの2018年のもの。そのリストによると、1位は中国の習近平、2位はロシアのウラジミール・プーティン、3位にやっとアメリカのドナルド・トランプがくる。私が読んだ記事の3位はここからきているようだ。

新しいリストがないか探したところ、2020年のForbesの記事が見つかった。2020年にはトランプ大統領は1位に返り咲いている。2位にプーティン、3位に習近平。トランプと習近平が入れ替わったということだ。トランプは就任間もない時期は低迷したが、4年の人気を経てアメリカの本来の位置に戻っている。

このリストが面白いのは経済人がリストに含まれている。さすがに経済誌のForbesだ。普通に「パワフル」というと軍事力なども含めて使う印象もあるが、そうでもないのか。あるいは、絵に描いた餅のような軍事力は経済力の前では弱いのか。

リストでは4位にドイツのメルケル首相が来て、5位にAmazonのジェフ・ベゾCEOが来ている。世界5位の権力者ということだ。確かに資産と言い、日常生活への影響力と言い、権力者だろう。ベゾスCEOは2018年にも5位にリストされているが、2016年だとまだ14位だ。

4年前でもAmazonは世界各国で盤石なビジネスを築いていたが、この数年はさらにその地位を固めて、オンラインからオフラインまで領域を広げ、リアルな物の販売から、音楽、ビデオのデジタル商品の販売、さらには映像制作まで領域を広げている。それは我々、世界のどこに住もうとも、何をしようともAmazonの影響化に置かれているということか。世界5位の権力者ということはそういうことの評価なのだろう。

ちなみに2020年でビル・ゲイツとマーク・ザッカーバークは8位と9位。Appleのティム・クックは13位。安倍首相は32位で31位の北朝鮮のキム・ジョンウンと並んでいる。2018年に29位に入っていたトヨタの豊田章夫社長は2020年には50位以内から消えている。

2018年のリストはここ

2020年のリストはここ

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