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この季節に道を歩いているとあちらこちらで花が咲いているのを見る。北京では、かなりの比率が市が植えた公園の花だったりするが、東京ではほとんどが個人が家庭に植えたものだ。
そして、その花の写真を撮りたくなるが、それは花の咲いているこの瞬間を記録したいということのような気がする。咲いて、そして枯れる。滅びゆくから美しい。色も形も香りもすべて、もうすぐ失われる。
花はそんな儚さを知らぬそぶりで咲いている。
ミツバチが消えたそうだが、これはこれでミステリー。不思議な話だ。花の役割はミツバチなどの昆虫による受粉を促すためだが、昆虫は紫外線視覚だそうで、私たちとは違う色彩の花を見ているそうだ。そのうちに紫外線写真にでも挑戦してみるか。