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東京最後の日は行事があって、巣鴨へ。猛暑日と思えるほどの暑さ。夏の日差しは視神経を狂わせる。
中国とはまた違う、原色の商店街を歩く。並の暑さではないが人通りは多い。案外、若い人も多く見かける。
いろいろなお店が並ぶこの街には、おばあちゃんが似合う。
懐かしいお菓子類もたくさんあるし、見かけないものもたくさん売られている。
人ごみを歩きながら、聞いておくべきことと言うべきことの狭間で、みんな宙ぶらりんだ。
静かなお顔の地蔵様を眺めながら、時間と後悔の感覚を確かめる。
どこまでも続く時間の一時の、この一瞬を共有する喜びをもう一度考えてみる。決して誰も間違ったことはできないのだから。
強い日差しを浴びて歩きながら、過ぎた日々とその人のことを考えている。思いはいつだって届いているはずだ。
静かに夏の光を見て、2007年の夏をまた思い出そう。
今日は今回の東京最後の日。明日の朝は成田に出発だ。