無事帰国。やはり日本は北京とは違う。成田からの電車から見る日本の景色は森や山があり、北京の郊外とは違っている。何よりも空気感が違っている。やや湿度のある透明感ともいうべきフィルターが一枚かかっているかのように全体が見えるのだ。
北京の乾燥した埃っぽい空気とは明らかに違っている。ただ、かつてニューヨークに住んで感じた、遠さは北京からは感じない。北京はアジアの都市であり、私の生まれた土地だというようにも感じられる。何故かどこかで見たような感覚が常にあり、裏町を歩いているとどこかで東京につながっているようにも感じるのである。
ニューヨークは遠い異星の街のように、私の感覚に違和感を与え続けるが、北京はむしろあちこちに共通点を見ているような気がする。
前回の帰国の際に、カメラを持参していなかったので、今回はカメラを手に、第三ターミナルを撮影した。
空港高速の途中から分岐して東に向かい。7kmの地点にターミナルがある。空港そのものは同じであるはずで、第二ターミナルから離着陸する際に第三ターミナルが見えていたが、タクシーはかなり東に走って空港に着く。
一枚の大屋根で構成された空間のためチェックインのある4階は開放感がある。
チェックインを済ませて、国際線のゲートのある建物に向かうモノレールに乗り込む。これがかなりのスピードを出す。途中の建物はまだ工事中で、そこには停車しない。
国際線の建物で出国審査とセキュリティチェックを済ませると、免税品店などのエリアに出る。
こちらも同じ建築様式で開放的な空間だ。
左右のはずれに、中国式の建物と滝などがある小さな庭園があり、これが唯一、中国を感じさせる場所だ。
遠くに飛行機も見えている。
ラウンジは免税品店の屋上に設けられており、天井がない。第二ターミナルと違って、ネスレのインスタントコーヒーのマシンしかないためコーヒーがまずい。第二ターミナルのように出発エリアにスタバの出店を切に願う。
ということで、第三ターミナルでした。雨の日曜日は唯一の休日のためやりたいこともあるが、結構気の重い用を果たさなければいけない。