北京大董烤鴨店と年末

by Shogo

東京から出張者が来て食事をする際に、北京への出張がそう多くない人の場合は、一度は北京ダックをということになる。その時に北京に星の数ほどもある烤鴨店からどこへ行くかということになる。私は北京ダックは脂っこくてあまり好きではないのだが、行くのなら大董(ダートン)がいいので大董を予約する。

大董の北京ダックは、このお店で開発された特殊な方法でローストされているので、あまり脂っこくない。皮が薄くなってパリパリ。それに砂糖のザラメをつけて食べることを薦められる。おいしいらしいが、ビールやお酒に合わないのでまだやったことはない。

大董がいいのは他に比べて北京ダックがあっさりしておいしいこと。それと北京ダック以外の料理もおいしいからだ。特においしいのは、フォアグラ。これは絶品である。初めて食べたときはおかわりしてしまったほどだ。

さて、今回も出張者と一緒に行ったのだが、なんだか様子が違う。いつもなら店の中から外まで人が溢れ、三環路沿いの寒空の下でたくさんの人が待っているが、今回は店は満員であるものの待っている人はいない。

理由を考えてみたが、すでに旧正月の年末でもあり、春節には旅行者は観光より両親の家に帰る、北京の人も帰省を始めたからという結論に落ち着いた。今度の土日は正月休みの代わりに出勤日という会社が一般的だが、人によってはすでにお休みに入っている。

春節の際には全国で延べ20億人以上が移動するそうである。今回、中国南部に50年ぶりに降った大雪のために交通が大混乱で駅に人が溢れているが、それだけ多くの人がすでに移動を始めているということだ。今年は大晦日が2月6日で、そのあたりからお休みになる人が多いが、あまり年末になるとチケットも取れないそうである。私の中国語の先生も2月2日には帰省すると言っていた。基本的なお休みは大晦日から1週間程度だが、多くに人はこの前後に休暇をとって長い休みにするようだ。

今日は金曜日で本来なら週末だが、土日に会議が入っているので出勤だ。お休みまでもう少し。一月前にクリスマス・正月休みをとったから変な気もするが、普段は日本より祝日・祭日が少ないので出勤日が多い。それの埋め合わせということにしておこう。

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