Netflixは映画会社

by Shogo

コロナ禍で利用が急増したサービスがいくつもある。ウェブ会議やオンラインゲームオンラインジムと並んで映像配信サービスだ。地上波テレビの視聴率が低下する中で、エンタテイメントの中心になっている。特に、Netflixだ。2020年9に、日本でのサービスの加入者数が500万人を超えたと発表している。1年で約200万人増えた計算になる。全世界では、1億9,500万人の契約者がいて、映像産業の中心にいると言って良い。

映像配信サービス契約は26.9%

Digital Shift Timesが、2020年6月に行った調査によれば、映像配信契約者は、全体の26.9% で、契約者1位はAmazon Prime Video、2位にNetflix、3位にU-NEXTとなっている。Amazon Prime Videoは、プライム会員契約の一部なので別格だ。この順位は、Netflixが昨年後半に契約者を増やしていても大きくは変わらないと思われる。

「アベンジャーズ・エンドゲーム」のその後

そして、2021年も、映像配信は各社が競い、ますます普及が進むだろう。まず、Disney+は、「アベンジャーズ・エンドゲーム」のその後を描く、マーベル・スタジオ初のオリジナル・ドラマシリーズ「ワンダビジョン」を、1月15日から日米で配信を開始する。Disney+はスター・ウォーズとその派生のドラマで既に人気があるが、大ヒット映画の「アベンジャーズ・エンドゲーム」に関連するドラマは人気を集めそうだ。

「セックス・アンド・シティー」の後日譚

HBO MAXは、ワーナーブラザースが公開する映画のすべてを劇場と同時公開をすることを、すでに発表している。コロナウィルスのために劇場を避ける映画ファンは、HBO MAXを契約するのだろう。そして、今週発表したのは、かつての大ヒット作「セックス・アンド・シティー」の後日譚だ。30代だった主人公たちが、50代になったその後が描かれると言う。これも大ヒットシリーズの続編だけに人気を集めそうだ。

Netflixはアカデミー賞の作品賞を獲れるか

そして、Netflixは、2021年に70作もの映画を公開すると言う。すでにNetflixは、2019年の「ローマ」で、アカデミー賞の監督・撮影・外国語映画の3部門で賞を受賞している。続く2020年にも「アイリッシュマン」と「マリッジ・ストーリー」がノミネートされた。2021年のアカデミー賞についても、すでにNetflix制作の「マンク」や「シカゴ7裁判」、「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」がノミネートされる可能性が高いと言われている。

このような実績から、既にNetflixは単なる映像配信会社と言うよりも、ハリウッドのスタジオの1つと言うふうにも考えられる。

2021年にNetflixが配信する映画が、70作もあると言うことも驚きだ。しかも、それらの作品は、ハリウッドのアカデミー賞歴のある監督や俳優により作られる。すでに2021年版のプロモーションビデオが公開されている。たくさんの有名な俳優が出てくるが、1番に出てくるのがデカプリオだった。

たくさんの契約はできないので

我が家も、昨年の年末に、Netflixの契約をした。理由は家族が「愛の不時着」を見たいと言うことだった。たくさんのNetflixオリジナルドラマや映画があるので、正月中はそれを見て過ごした。緊急事態宣言の中で、また外出を自粛するようになると、ますますNetflixを見ることが多くなる。前から契約をしているAmazon Prime Videoと合わせて、たくさんの作品を見る時間は、外出自粛と言いつつもそんなにはない。両方の契約をしないとすると、Amazon Prime Videoは、プライム会員の1部なので契約を切ることができない。そうするとNetflixが契約終了の候補なのだが、魅力的なラインナップがあるのでそれも難しそうだ。できれば、どちらかをやめて、DAZNと契約したいのだが。

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