iPhoneミラーリング機能

by Shogo

iPhoneを使っているには、パソコンやタブレットとの連携が便利だからだ。Airdropによるファイルの受け渡しやメモ・Safariの履歴の共有など無くてはならない機能だ。これは、これからミラーリングでもっと便利になるようだ。

ミラーリングは、MacのデスクトップにiPhoneの画面を表示し、マウスやキーボードを使ってiPhoneを操作できる機能だ。これにより、デバイス間の切り替えがスムーズになり、作業効率が大幅に向上するだろう。年を取ると、スマホの画面では見辛いこともあり、これは絶対に必要だ。

iPhoneミラーリング機能を使うためには、いくつかの要件を満たしている必要がある。

対応デバイス

  • Apple Silicon搭載のMac(2020年以降のモデル)
  • IntelベースでApple T2 Security Chipを搭載したMac(2018年~2020年のモデル)

ソフトウェア要件

  • macOS Sequoia(最新のmacOSバージョン)をインストール済みのMac
  • iOS 18以降を搭載したiPhone

その他の要件

  • iPhoneがロックされている状態でのみ使用可能
  • 両方のデバイスでWi-FiとBluetoothがオンになっていること
  • 両方のデバイスで同じApple IDにサインインしていること
  • 2要素認証が有効になっていること
  • また、iPhoneの個人用ホットスポットやAirPlay、Sidecar、インターネット共有が有効な状態では機能しないので、これらの機能が無効であることを確認。

iPhoneミラーリングの設定方法

  • ステップ1:iPhoneミラーリングアプリを開く
  • MacのDockに標準で配置されている「iPhoneミラーリング」アプリを起動。Dockに見つからない場合は、アプリケーションフォルダの中から探す。
  • ステップ2:iPhoneの通知を承認する
  • アプリを開いた後、iPhoneのロックを解除し、Mac上でiPhoneの通知を承認。この操作により、iPhoneの通知がMacの通知センターに表示されるようになる。たとえば、メッセージやアプリの通知をMac上で確認し、直接そのアプリにアクセスすることが可能。
  • ステップ3:「はじめる」をクリックしてミラーリング開始
  • 最後に、「はじめる」ボタンをクリックすると、iPhoneの画面がMacに表示され、操作が可能になる。

iPhoneミラーリングの使い方

画面サイズの変更

  • ミラーリング画面のサイズは、キーボードショートカットで簡単に変更できる。
  • 大きくする:Cmd +
  • 標準サイズに戻す:Cmd 0
  • 小さくする:Cmd –
  • また、Macのメニューバーからもサイズ変更が可能。

iPhoneをMacで操作する

基本的には、MacのトラックパッドでiPhoneのタッチ操作を模倣し、Macのキーボードを使ってテキストを入力することができる。ただし、一部のジェスチャー(ホーム画面へのスワイプ、Appスイッチャー、コントロールセンター)については、ショートカットキーを使う必要がある。

  • ホーム画面に戻る:Cmd 1
  • Appスイッチャーを開く:Cmd 2
  • Spotlight検索:Cmd 3

なお、コントロールセンターはMac上から直接アクセスすることはできない。また、画面の向きを手動で変更することはできないが、ゲームやビデオなど横向き表示を前提としたアプリケーションを開くと自動的に画面が回転する。

音声とビデオの再生

iPhoneの音声は、ミラーリング中にMacのスピーカーから再生される。一部のビデオコンテンツもMac上で再生できるが、著作権保護されたコンテンツについては再生が制限されることがある。

ユニバーサルクリップボードの活用

iPhoneミラーリング中でも、Appleのユニバーサルクリップボード機能が利用可能。iPhoneでコピーしたテキストや画像をMacに貼り付けたり、逆にMacでコピーした内容をiPhoneに貼り付けたりすることができる。ファイルの転送にはAirDropを活用

認証オプションの設定

iPhoneミラーリングの認証方法もカスタマイズ可能。毎回認証を要求するか、自動的に認証をスキップしてログインするかを選べる。設定は、Macのメニューバーから「iPhoneミラーリング > 設定」にアクセスし、認証オプションを選択

注意点とトラブルシューティング

タイムアウトの発生

一定時間操作しない場合、またはiPhoneがMacから離れた場合、iPhoneミラーリングはタイムアウト。その場合、アプリの指示に従って再接続する。

複数のiPhoneを使う場合

1つのApple IDに複数のiPhoneが登録されている場合は、どのiPhoneをミラーリングするか選択。これも設定画面から簡単に切り替えることが可能。

iPhoneミラーリングは、デバイス間の操作性を向上させ、効率を高める強力なツールになるだろう。Macの大画面でiPhoneの操作を行うことで、特にメッセージの返信やアプリの使用がより快適になる。ただ、まだiOS18にアップデートしたばかりで実際に使っていないのだが。準備のために調べたことを自分用のメモ書きとして残した。

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