「Gemini」によるGmailのQ&A機能がiPhoneでも使えるようになったと報道されている。ただし、これは、まだアメリカの話で、日本はまだしばらく時間がかかるだろう。写真の保存用にGoogle Cloud を使うためにGoogle Oneを契約しているので、Gemini Advacedが使えるが、私のGmail画面には、Geminiの星マークはまだ現れていない。
Gmail Q&Aは、Gemini AIを活用して、従来のメール検索を簡略化する新しい方法だ。この機能を使えば、キーワード検索ではなく、会話するように自然な言葉で質問を投げかけることで、必要なメールや情報を即座に引き出すことが可能だという。たとえば、「土曜日の約束は何時ですか?」と質問することで、Geminiがその情報をすぐに検索してくれるらしい。この直感的な会話による検索は、煩雑なメールの山から必要な情報を探し出す手間を削減するためのものだ。
さらに、Geminiは、単なる質問に答えるだけでなく、さまざまな便利な機能を提供するという。たとえば、「未読メールを送信者名で検索して」と指示すれば、指定した相手からの未読メールをすぐに見つけ出すことができる。また、長期間にわたる複数のメールを要約し、仕事の内容についての全体像を把握することも可能となるそうだ。さらに、Gmail内での一般的なGoogle検索もGeminiを通じて行うことができ、Gmailアプリを離れることなく様々な情報にアクセスできる。言ってみれば、メール専属アシスタンということだろうか。
Googleは、この新しいQ&A機能を段階的に展開しており、全てのiPhoneユーザーが利用できるまでには英語圏でも最長15日かかるようだ。ただし、この機能を利用するには「Gemini Business」「Enterprise」「Education」「Education Premium」または「Google One AI Premium」のいずれかへの加入が必要だ。
また、GmailにおけるGeminiは、複数のメールの要約、返信の提案、新規メールの分案作成など、業務効率化のための機能も可能だという。
GoogleはGeminiを他のGoogle Workspaceアプリケーションにも展開しており、Gmailだけでなく、Docs、Sheets、Slides、Driveといった他のツールでも使える。たとえば、Docsでは文章の推敲や要約、Sheetsでは表の作成や計算式の生成を補助し、Slidesではプレゼンテーションの要約や画像の生成を行える。最近は、Microsoft Officeではなく、Docsをよく使うようになったので、せっかく契約しているのだからGeminiの活用に慣れなければと思っている。だが、なかなか新しいことを始めるのは億劫でGeminiもほとんど使えていない。