かつてに比べると移動中にインターネットにアクセスするということが増えた。その機器も、スマートフォンやネットブック、タブレットと多様になってきている。そのため、データや写真を持ち運ばないで、クラウドに保管しておいて使う時にダウンロードするということが、すでに当たり前だし、基本的なデジタル機器の使い方になっていくと思われる。こういう使い方をすると、データをUSBとかに入れて落としたり、HDDが壊れてデータが消えたり、DVDのディスクが劣化してデータが読めなくなるということがない。もっとも安心なデータの保管方法だ。
すでに多くのサービスがあって、無料から使える。DropBoxが有名だし、マイクロソフトはSkyDrive,GoogleはGoogle Drive, AppleはiCloudなどたくさんある。 基本的には最小の容量は無料だ。最小と言っても、2Gとか5Gあるので、かなりの容量があり、大量の画像や動画を保存しない限り一生使えそうだ。
クラウドににデータを保管しておけば、破損や紛失などの問題からは逃れられる。大事なデータの管理としては、自分の機器やメディアに保管しておくよりははるかに安全だ。だけど、問題は、これらのサービスがいつ終了するかもしれないということだ。特に無料のケースでは打ち切られても文句は言えない。運営している会社が倒産したり、廃業するかもしれない。これを回避する方法は、自分でサーバを借りて自分のクラウドサーバを作るか、自分でハードを買って自分で管理するかだ。それなら、サービス事業者のサービスの停止や倒産ということは関係なくなる。
自分のホームページのためにサーバを借りているが、同じようにサーバを借りて自分専用のクラウドサービスを作るという方法もあるが、それよりもネットワークサーバ機器の購入に興味が出てきた。
初期投資で機器の購入は必要だが、その後の使用料はいらない。安い方でも1Tのデータを2台のHDDに保存できる。2台に保存するのは、1台が故障した時のバックアップで、常に同じデータを2台に保存するようになっている。RAIDというシステムだが、商用のサービスではこれがさらに台数を増やして安全性を高めている。
ネットワークサーバを家庭用のルータにつないで、クラウドサービスが可能なように設定する。仕組みを読んでみると私のような素人でも可能な感じだ。この設定が済むとネットにつないで、モバイル機器やスマホからデータの利用が可能になる。これが、これからのシステムになると思われる。家にルーターとPCがあるのと同じように、パーソナルクラウドが当たり前の選択になる。
とは言いつつ、いくつものサービスに契約しているが、実際は大したデータを保管しているわけでなく、どうでもいい写真のデータが置いてあるだけだ。大事なデータなどあまりないから、パーソナルクラウドに移行するするのは、ちょっと考える。基本的には会社と家の往復でモバイルでデータが必要になる状況もあまりない。本当に必要になるまでもうしばらく待つか。
12月に入っていよいよ本格的に寒くなった。この数日、天気も悪いしおまけに体調も良くない。今朝も昨日から雨が降り続いている。風邪はよくなってきたようだが、まだ万全ではない。というか最近、万全と感じたこともない。やはり年のせいか。