きれいな芝生に入って足跡をつけたのは私ではありません。困ったものです。立入禁止とサインが出ているのですが。
菅首相が原発の周辺には20年は人は住めないと言ったと問題になっているが、問題はきちんと国民と対象の住民に説明しなかったことで、20年が問題ではない。セシウムの半減期は30年なので高濃度に汚染された地域には土地の改良を行わない限り20年どころか、90年経ってやっと12.5％になるということなので普通には、何度も書くと高濃度の地域には人は立入禁止にすべきだ。
なので発言自体は20年の妥当性は別にして間違ってはいない。ただ、陰でこそっと言っている辺りが現在の政権の体質がでている。悪いニュースも問題も、ちゃんと公式に発言して、国民に語りかけて、理解を求めるのがリーダー役割だろう。
そもそも事故発生から一ヶ月も経ってから計画避難などと言い出すあたりから、国民の健康を一番に考えているとは思えない。原発のコストや政権の維持などがまず念頭にあって国民の健康を二の次にしか考えていなかったと批判されても仕方ないだろう。
もう一つはレベル7への事故の評価の引き上げだ。政府はこれの発表を遅らせたというが本当だろうか。事実とすれば、上記のように国民の安全や健康を考えずに、避難していない人の批判を恐れて隠していたと言われても仕方ない。
さらに、世界から日本の原発の情報が分からないと批判受けていることも考えて、レベルの引き上げと同時に、世界に向けて、放射能漏れの状況、対策を発表して、同時に謝罪をすべきだと思う。
こんな状況でも、のんびりと酒を飲んだり写真を撮っている私が、忙しく働いている政府の対応を批判すべきではないかもしれない。でも、毎日のように地震と原発のニュースを見ているとどうもそんなことばかり考えてしまう。
花粉症と地震酔いで調子が悪く疲れがひどいので良い天気だが休息しているので、小人閑居しての典型か。
