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短い週末が終わり、雨の朝。昨夜出かけていて帰りは雨になった。そんなに遅くなると思わず出かけたのと、雨も降るとは思わなかったので傘を持っていなかった。だが、駅を降りるとかなりの本降り。ずぶ濡れまでいかないにせよ、かなり濡れて家にたどり着く。そもまま風呂に入って、昨日出会った新しい人、言葉を思い返す。新しい人は自分の知らない知識、経験、感性を垣間見せてくれる。そして相手も同じように感じた時に、見知らぬ他人は、いつか友人と呼べる人になるのだろう。
短い睡眠から目覚めると、まだ雨が降っている。久しぶりの雨は心地よく、湿度は高くとも容赦ない太陽とその熱を忘れさせてくれる。今日一日、雨がふると良いな。先日ウィーンで寒いので重ね着をするために、オーストリアのガウディと呼ばれる建築家のフンデルトヴァッサーの記念館で買ったTシャツは、たしかEvery rain drop is a gift from the heaven.と書かれていた気がする。確かめるのが面倒だが。