Save the 下北沢 #2

by elmarit

下北沢の駅の北側を通る予定の補助54号線は、山手通りから東大の裏手を通る通称コスモス通りが東北沢に曲がる辺りから下北沢駅の北側を通って環七に抜ける予定だ。不思議なのは幅が15mの道なのに下北沢の周辺だけが26mになる。また、第一期工事として下北沢周辺の工事だけが実施計画として具体化して、東側と西側の第二期、第三期は目処が立っていない。つまり第一期の26mの工事が行われた場合には、どこにもつながらない幅26mの広場が街の真ん中にできることになる。

さらにおかしいのは、この26mの道路は一部幅が40mになっている部分がある。「Save the 下北沢 」の人の説明によれば、当初、小田急は地下方式ではなく高架になる予定で、補助54号線は高架の小田急線の上をさらに高架になる計画で、幅40mの部分はこの高架の道路が地上に降りる部分で、側道などが必要なために40mになっているそうだ。

小田急線はすでに地下方式で工事が進んでいるため、本来であれば、この一部40mの部分は必要なくなる。しかし、計画は変更されず、一部40mで実施計画は進んでいる。そんな馬鹿な話は聞いたことがないので変更すべきだろうと思う。しかし会の人の話では、今の段階で変更すると都市計画で住民の建築などを制限してきたので、損害賠償を請求されることを恐れて、必要ない部分まで買収して道路をつくることになるそうだ。当然、建設費用も高くなる。恐ろしくバカバカしい税金の使い方だ。

40mも部分もそうだが税金の使い道についての議論が本当に行われているのだろうか。そもそも今の時点で、道路が必要なのかどうか。なぜ真ん中の部分だけが26mに広がるのか。26mについては会の人の説明では26mの道路ができると道路斜線制限が緩和され、その周辺には高さが17階のビルが建築できるようになるそうだ。道路というよりは土建屋行政のために道路が計画されているということだ。

この項続く

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