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戦前から飾られているという置物
老舗の料理
仕事関係の会合で、築地の「高野」に久しぶりに行った。前はここの周辺に会社が
あったので、お昼によく行った。夜は値段が高いので、数回しか行ったことは無いけれど。
まさに、日本料理という料理。店の前の路地や玄関、カウンターなど日本を感じる。
魯山人の流れを汲む本格的な日本料理だ。1品1品に手間がかかっている。
置物
ここの階段脇に置かれた、この置物。表情がなんともすばらしい。聞けば戦前から
ここに飾られているという。この同じ表情で世の中を、この店に来る人を見てきたのだろう。
いつかどこかで
いつもいつも一生懸命生きて、いつかどこかで成功しようと思う。またそのための努力だ。
でも真実は、いまここでしている努力が生きることなのだろう。この置物の表情のように
いまここで、自分の力を信じて、もちろん努力をして、ゆったりと笑みを浮かべる。この
置物のような表情でいまここでしっかりと努力しろと自分に言い聞かせた。