Google Search Live

by Shogo

Googleが、ライブビデオと音声インタラクションを使用して検索できるAIを活用した機能のSearch Liveを正式にリリースした。このツールは、iOSとAndroidのGoogleアプリのすべての米国のユーザーが利用できるようになった。

Search Liveの特徴は、自然な会話形式での継続的な対話が可能な点だそうだ。例えば、旅行の準備中に「スーツケースのパッキングのコツは?」と質問すると、AIが音声で回答し、さらに「シワになった場合はどうすればいい?」といった追加の質問も自然に行えるという。この対話型アプローチで、従来の検索では複数の検索が必要だった複雑な情報収集が、一連の会話で完結するようになる。

Search Liveはユーザーの質問を複数のサブトピックに自動分解して同時に検索を実行する。これにより、単一の質問から関連する幅広い情報を網羅的に取得し、より深い洞察を提供できる。また、バックグラウンドでの動作が可能で、他のアプリを使用しながらでも継続的な会話が可能となっている。

すでに一部公開されていたが、2025年9月に、音声機能に加えてカメラ機能を統合した完全版がリリースされ、リアルタイムの映像と音声を組み合わせた検索が実現した。ユーザーがスマートフォンのカメラで映している対象について音声で質問すると、AIがその映像内容を理解して適切な回答をするという。これは便利そうだ。家電製品の使い方について質問するなど、多くの場面で威力を発揮するだろう。

Search Liveの登場は、検索行動を大きく変えるだろう。「ググる」行動から「対話する」へという変化は、問題について、よく知っている人から教えてもらえるという感覚のようだ。

Search Liveの普及により、デジタルマーケティング戦略は根本的な見直しが必要となってくるだろう。従来のキーワード最適化中心のSEOアプローチから、AI検索システムに理解されやすい構造化コンテンツ作成へのシフトが必要だ。これには、FAQ形式の記事作成、明確な見出し構造の採用、専門用語の適切な説明などが含まれる。

現在は米国での英語版のみだが、近い将来に日本展開もされるだろう。

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