南アフリカで新たな変異種

by Shogo

11月26日の全国の新規感染者数は119人。一時は2万5000人を超えていた新規感染者数が、このところ急速に減っている。理由は、ワクチン接種が進んだことや、感染を経て免疫を獲得した人が多いことが考えられる。

しかし、ヨーロッパや韓国ではでは、ワクチン接種が同じように進んでいるのかかわらず、また感染者数が急増している。この理由は今のところ不明だ。なぜ日本だけがこのように急速に感染者が減少したのか。

理由はともかく、様々な制限も緩和されて、気分的にもやっと晴れやかだ。先週末に乗った飛行機も新幹線も満席だった。やっと自由な生活が戻ってくるのだろうか。

しかし、今週また不安なニュースが流れた。南アフリカで新たな変異種が発見されたと言うことだ。南アフリカでは、この変異種が急速に拡大していると言う。この変異種は感染力が強いと考えられており、今後急速に広まる可能性が指摘されている。

既に南アフリカとボツワナで見つかっているほか、南アフリカから香港への旅行者からも検出された。それ以外では、ベルギーとイスラエルでも発見されている。早晩世界各国に変異種が感染を広げるのは間違いない。

日本を含め、世界各国は南アフリカからの渡航を制限した。しかし、すでに問題はアフリカだけではないと思われる。早急に、徹底した水際対策を行わないと、今のこの平和な環境が一変する可能性がある。

WHOは、今のところ変異種がつよい感染力を持つとか、強毒であるとか、ワクチンの効果を弱める可能性があるかとかはっきりしないと慎重に発言している。だが、本当のところはまだ分からない。

この新たな変異種の発見を受けて、26日の日経平均は747円安と急落した。またアメリカの株式相場ではダウが905ドル下げた。しばらく、相場は様子見になるのだろう。

ワクチン接種で、終わりが見えてきたかと考えられたパンデミックもこの変異種の登場で先が見えなくなってきた。

年が明けると、自粛や規制の毎日が始まってそろそろ2年になる。そう長く続くものでもないと思っていたが、間違いのようだ。今後も次々と新たな変異種が登場して同じようなことが起こっていくのだろうか。来年こそ、平和な日常が戻ってほしいものだ。

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