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連休中に嵐が日本列島を抜けていったが、昨日乗った飛行機からもその嵐の跡が見えた。満員の飛行機の窓際から下を見ると川から海に雨のための泥水が流れ込んでいるのが見えた。自信はないが天竜川だろうか。
連休中の大雨は各地に被害をもたらして東に進んでいったが、東北では地震による被害の上に、さらなるダメージがないことを祈るのみだ。
この海に広がる汚水を見て思い出したのは福島原発のこと。4号機の使用済み核燃料の貯蔵プールの水位低下が問題になっていて、正確な数字は忘れたが確か1時間に8トン程度の注水を行っているらしい。とすれば、その水は大量に海に流れ出している訳で、4号機以外の分も含めると膨大な量の汚染水が海に流れ込んだし、これからも当分流れ込んでいく。生態系にどのような影響があるのか無いのか分からないが不安が募るのは事実だ。海の色を変える泥水は自然のものだから日をおかず浄化されてしまうだろうから心配は要らないが、青い海の色が変わっているのは気持ちの良い眺めではない。
それからしばらくしてアナウンスに促されて外を見ると雲の中に白い富士山が見えた。空の上は晴れていたが着陸した東京は雨だった。