朝から緊張して待っていたアルゼンチン戦は期待通りの良い試合だった。先行を許しながらも、ラグビーJapanは最後まで良い戦いを続けたので緊張感が途切れなかった。本当に素晴らしいスポーツの試合だった。あのミスがなかったらと思うこともたくさんあるが、それには目をつぶろう。選手は命をかけてたたかったのだ。
ラグビーの力と力のぶつかり合いとスピードを、これ以上ないほど味わしてくれる素晴らしい試合となった。特にアルゼンチンの力技とスピードはJapanを上回っていた。
何大会も続けてワールドカップを戦った多くの選手が今回で代表を引退するのだろうが4年後に向けてまた頑張ってもらいたいものだ。
気を取り直して、今日の話題は、世界知的所有権機関 (WIPO)が発表した2023年の世界イノベーション指数だ。この指数は人的資本、組織、テクノロジー、創造的な成果物、市場やビジネスの洗練度など、多くのポイントで132国や地域を評価したものだ。日本は昨年に続いて13位。
上位は、1位スイス、2位スウェーデン3位にアメリカ、4位イギリス、5位シンガポール、6位フィンランド、7位オランダ、8位ドイツ、9位デンマーク、10位韓国となっている。さらに、11 位にフランスで、12位に中国だ。そして、やっと日本となる。
日本のイノベーション指数が高くないのは、様々な要因があるのだろう。旧態然とした制度やイノベーションに向かおうとしない経済界や国民全体の思い込みなどが考えられる。ラグビーのJapanを見習って、多様化を進め、世界レベルで戦うと言う発想を持つことも重要なような気がする、かつては、ギネスブックの世界記録になっている失点でニュージーランドに敗れたラグビーJapanは今や世界のレベルで戦うところができている。そこには多くの苦労があったが、世界で戦えるレベルのチームを作ろうと言う発想の転換があったはずだ。日本のイノベーションについても、手遅れにならないうちに早く巻き返せないかと真剣に思う。