Fitbitからメールが来た。「Fitbitが正式にGoogleの1部となりましたことを、ここにお知らせします」と言う内容だった。GoogleによるFitbitの買収が完了したと言う事だ。
7年ほど前に、エプソンが世界で初めて腕時計型の心拍計を出したときにすぐに購入した。ただし、これはBluetoothの接続に問題があって、しょっちゅう接続が切れた。この問題でイライラすることが多かったので、寿命まではまだまだだったが、1年しないうちに、Fitbitが、エプソンより遅れて発売した時計型の心拍計に切り替えた。それ以来、3台のFitbitを続け使い続けている。Bluetoothの接続も含めて全体的に非常に満足できる製品で、有酸素運動や歩数心拍数などをモニターしながら毎日暮らしている。常にその日の活動量を知ることで、少ない日には、もう少し運動しようと言うモチベーションが湧いてくる。そういうことで、生活にはなくてはならないものになっている。 Googleよるよる買収で、少し心配なのはFitbitの集めている情報がGoogleのビジネスに利用されるのではないかと言う事だ。これについてはメールの中では以下のように書かれている。
強力なデータプライバシーとセキュリティ保護、ユーザーによる個人データのコントロール、収集するデータの内容とその理由についての透明性を維持していきます。Google は世界の規制当局の指令に対応した取り組みを行っており、Fitbit ユーザーのプライバシーは引き続き保護されます。Fitbit ユーザーの健康管理とウェルネスのデータが Google の広告に使用されることはなく、他の Google の広告データと統合されることもありません。また、Google は Fitbit ユーザーが引き続きサードパーティのサービスに接続することを許可します。つまり、お気に入りの健康管理アプリを、これまでと同様に Fitbit アカウントに接続できます。
Fitbitからのメールの一部
また、この買収を発表したGoogleのブログで担当のリック・オステリオ氏は、以下のように言っている。
「今回の買収はデータではなくデバイスについてるものです。最初からGoogleはFitbitのユーザのプライバシーを守ることを明確にしてきました。Googleは世界各国の司法当局と協力して消費者のプライバシーの守るつもりです。FitbitのユーザのデータはGoogleの広告には使われません」
DEVICES & SERVICES
Google completes Fitbit acquisition
Googleは2019年11月にFitbitを買収する計画を発表している。その時点ではFitbitの買収により、遅れているハードウェアのビジネスを強化する目的だとしていた。しかしアメリカでもヨーロッパでも、この計画に対して司法当局が調査を始めた。GoogleがFitbitの買収後も、他のアプリやハードウェアとの連携を維持することを約束したので、EUはこの買収を認可した。ただ現時点ではアメリカ司法当局の許可は出ていない。
Googleが承認の出ていない買収を完了したのはなぜか理由がわからない。事実、Googleがブログで買収完了を発表した直後にリリースを出した。その内容はGoogleによるビットビットの買収は現在調査中である。Googleによるフィットビットの買収が競争や消費者法に問題があるかどうかについて最終的な結論は出ていない。と言う内容だった。
つまり、司法省は、今後調査を進めこの買収に対してストップをかける可能性もあると言うことだ。すでに、Googleに対しては、独占禁止法違反で裁判が進む中での、このFitbitの買収ということで、司法省もより厳しくなる可能性がある。
GoogleはFitbitの情報を広告には利用しないと約束しているが、私のスマホやPCに健康に関するような広告がたくさん現れるようになると、それは事実ではないと言うことになる。