オンラインショッピングサイトにおけるフェイクレビュー問題が深刻化している。商品の購入を検討する際、他のユーザーのレビューは重要な参考情報だ。しかし、そのレビューが信頼できるものかどうか、見極めるのは容易ではない。個人的にはAmazonでは、必ずサクラチェッカーを使うようにしている。
フェイクレビューが多いのは、それだけ有効な販売方法だからだ。広告は信頼できないが、他のユーザーの使用体験は信頼できる情報源となる。だから悪質な販売者は、フェイクレビューを使って消費者を欺き、誤った購買行動に導く。これは、ステマだが、すべてが取り締まられているわけではない。
こうした状況を受け、Amazonはフェイクレビュー対策に積極的に取り組んでいるという。だが、これについてはサクラチェッカーの結果を見る限りは疑わしい。
それでも、2023年には、2億5000万件以上の疑わしいレビューを削除し、150以上のフェイクレビュー業者に対して法的措置を講じたとAmazonは公表している。この際にはAIテクノロジーを活用した監視システムを導入し、フェイクレビューの検出と防止に努めているそうだ。
Amazonのフェイクレビュー対策は、2015年にフェイクレビュー業者に対する初の訴訟を起こしたことから始まったという。以来、Amazonは継続的に法的措置を講じ、フェイクレビューの温床となる業者を撲滅しようと努力しているらしい。これが、全てを撲滅できないのは、それだけ数が多いということなのだろう。
Amazonのフェイクレビュー対策
Amazonは、機械学習などの技術を活用し、不自然なレビューパターンや疑わしいアカウントを検出している。例えば、短期間に大量のレビューを投稿するアカウントや、同じような文言を繰り返すレビューなどは、フェイクレビューの可能性が高いと判断されるそうだ。
Amazonには、フェイクレビューの監視専門チームがあり、24時間体制でレビューを監視し、疑わしいレビューを目視で チェックしているようだ。
Amazonのフェイクレビュー対策は、今でも課題も残っているが、フェイクレビューの手口はますます巧妙化しており、AIによる検出をすり抜けるケースも増えているそうだ。
自分でできるフェイクレビュー対策
フェイクレビューを見抜くのは容易ではない。基本的にはサクラチェッカーに頼っているが、それいがいも気をつけることがある。
まず、レビューの投稿者のチェックだ。 信頼できるアカウントからのレビューかどうかを確認する。プロフィールが充実しており、過去のレビュー内容が参考になる。すべて見るのが大変なら、購買の決定的な要因になるレビューならチェックすべきだろう。
それから、レビューの内容をよく吟味することだ。:具体的で詳細なレビューは、信憑性が高いかもしれない。だが、抽象的な褒め言葉や、他の商品と比較していないレビューは注意が必要だ。
レビューの時期も重要だ。 短期間に集中して投稿されたレビューは、フェイクレビューの可能性がある。
さらに、複数のサイトを比べてみることだ。Amazon以外のサイトでも、同じ商品について調べてみると食い違いが発見できるかもしれない。
フェイクレビュー問題は、Amazonだけでなく、オンラインショッピングが増えている今は重要な問題だ。信頼できるレビューを見極め、うまく買い物することが大事だ。
