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イーロン・マスクが、Gmailに挑戦する新たなメールサービス「XMail」の計画を明らかにした。電話に代わって、現在のコミュニケーションの中心のメールだが、Gmailが王座に君臨している。かつて多くあったフリーメールサービスの多くは、Gmailが駆逐して消えてしまっている。
ただ、今のメールはGmailだけでなく、シンプルさからはかけ離れていると思っているし、多くの人も同じ意見だと思う。イーロン・マスクも、そのようだ。問題は、複雑なスレッド構造、分かりにくいフォーマット、使いこなせない多機能など、メール利用における不満は多い。
イーロン・マスクは、Xへの投稿で、メールの抱える問題点に対処し、Gmailの牙城を崩すべく、再構築されたメールサービス「XMail」の構想を打ち出した。
彼が言うには、多くのユーザーにとって、現在のメールは決して快適ではない。その理由は以下の通りだと指摘されている。
- スレッドの混乱 返信や転送が繰り返されるうちに、会話の流れが追えなくなることが頻繁にある。検索も機能しないことも多い。
- フォーマットの問題 レイアウトの不統一やデザインの悪さが、メールの読みやすさと返信効率を低下させている。
- 過剰な複雑化 無数の機能、容量の大きいアプリ、膨大な連絡先リストが、メールを時間のかかる作業に変えている。
イーロン・マスクによると、XMailは、Xのようなダイレクトメッセージプラットフォームのシンプルさと、従来のメールの普遍的な機能性を兼ね備えたサービスになるという。不必要な複雑さを排除し、コミュニケーションに重点を置いた、分かり易い受信箱を提供することが目標だそうだ。
例えば、長々としたスレッドをたどる代わりに、Xのダイレクトメッセージに似た、より直感的な形式でメッセージをやり取りすることができるそうだ。
詳細はまだ分からないし、具体的に見てみないと分からないが使い易ければ、最初は招待制だったGmailが瞬く間に普及したように、Googleの牙城を崩せるかもしれない。