Googleが、そのブラウザのChromeに11ものセキュリティー上の問題があるとして、アップデートを公開した。今回の問題の一つの脆弱性は、既に攻撃者が悪用していることを認識していると発表している。これは、かなりヤバイ状況のようだ。Google Chromeを使用している場合には、早急に最新バージョンにアップデートしたほうが良い。
アップデートの方法は、以下の通り。Chromeの画面の右上の3つの点から、設定を選び、現れるメニューの一番下の「Chromeについて」をクリックする。すると、バージョンを確認して最新版でない場合にはアップデートされる。アップデートした場合には必ずChromeの再起動が必要となる。再起動しないと、脆弱性を含んだ古いバージョンで使うことになる。
Google Chrome最大のシェアを持つブラウザで世界で32億人が使っていると言われている。StatCounter Global Stats によれば、2021年12月の世界のデスクトップブラウザシェアは以下の通り。
Google Chrome 66.6%
Safari 9.6%
Edge 9.2%
Firefox 8.5%
Opera 3.0%
IE 1.1%
Google Chromeが圧倒的だ。しかし、同じデータでの日本のシェアを見ると状況が違う。
Google Chrome 62.6%
Edge 18.0%
Safari 6.9%
Firefox 6.9%
IE 3.8%
Opera 0.7%
なんと、Edgeのシェアが世界の倍だ。しかも、IEも3.8%とまだまだ使われている。日本人は従順だから、WindowsのPCに勧められると、そのブラウザを使ってしまうようだ。
私は、最近は、スマホでもPCでもなるべくSafariを使うようにしている。しかし、授業用のPCはWindowsのためにChromeも併用している。それに、長い間Chromeを使ってきているから、ブックマークの整理などに慣れていることもあり、MacでもChromeを使うことも多い。
それでも、今回のような緊急性のあるアップデートは久しぶりのような気がする。素人なのでよくわからないが、ソフトウェアには常にこのような脆弱性があるのか、あるいは脆弱性を発見して、悪用するようなことが起こるのかどちらなのだろうか。