単位のこと

by Shogo

大震災に伴う福島第一原発の事故以来、色々な新しい単位を覚えることになった。「シーベルト」、「 グレイ」、「ベクレル」知識が増えるのは良いことだが、こんなことは覚えたくもない。それから、数字の単位として「京」が普段に使われることになった。自分の生活では、お金ならせいぜい5桁くらいしか、普段は使わないのに、「京」が当たり前に使われている。「京」は0が16個もつく数だそうだから、福島第一がいかに多量の放射性物質を環境に放出したか分かるような気がする。

お陰で、関東周辺のお茶にまで規制値以上の放射線物質が付着しているようだ。ということは、それは私たちの体にも付着したり吸い込んだりしているということなのだろう。放射性物質に関してはフジフィルムがレントゲン用の印画紙が保管の途中で放射性物質に感光したという事故があったことを発表しているので、空気中を放射性物質が漂っているのは、そんなことからも確認されている。40歳を過ぎるとあまり違いがないそうだが、小さな子供がいる家庭は心配だろう。

そんな中、関東の三つの県は茶葉の検査を拒否するということが起こっている。 これでは行政は国民の健康を守る気がないといわれて仕方ない。検査拒否の結果は神奈川以北のお茶を売れなくするということだ。すべきは、検査をして規制値以上であれば破棄する。その場合、東京電力に補償を求める。結果として市場に出ているものは安全だという保証が無い限り誰も買わないだろう。

「京」という単位の放射線物質がまき散らされたのだから、まず検査して、規制値以上であれば破棄したり除洗するというように国も地方も最優先でやって貰いたいものだ。しかし現実には規制値の数字を科学的な根拠も希薄なまま緩めたり、検査を拒否するというようなことが起こって、この国では生命が優先されていないということが当たり前の現実として曝されることになった。

原発事故の収束までどれほどの放射線物質が放出されるのか分からないが、現在の「京」のレベルを大きく上回らないことを祈る。単位で言えば、知っているのはgoogleのブランドの元になったgoogolは0が100個つくらしいので、当たり前だがそんな単位まで必要にならないことを祈る。

昨日は朝出かけて夜まで外にいたが、花粉症の症状は軽くなっている。ようやく季節も終りそうだ。やっと夜に眠れそうだが、夜更かしの翌朝の法則でエルに5時に起こされる。今日は雨だと思っていたが、思いの外、良い天気で気持ちの良い散歩ができた。

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