私たちは、PCやスマホを使うときに個人情報が収集されているのを知っている。その個人情報を使って、他のサイトを見に行った時に、関連する広告が表示されたり、何度も何度も同じ広告に追いかけられて気味が悪くなったりすることもある。またアプリが勝手にスマホに保存されたデータを読み込んで、アプリの連絡先に何人かの人を登録するように推薦してきたりすることもある。アプリに対して、勝手に人のスマホの中のデータを読むなと思うこともある。
ウェブサイトやアプリが、どの様な情報は集めているかと言うのは、調べればどこかに規約が書かれているはずだ。しかしだれもそんなものを読んだりしない。アプリをダウンロードするときに、そのアプリがどういう情報集めるかと言うことを、説明の中から探して読んで、確認する人は少ないだろう。
この問題に対して、アップルは去年からプライバシーラベルと言うものを、アプリ開発者に対して義務づけている。アプリのダウンロードの詳細説明の下のほうにアップのプライバシーが表示されるようになっている。大きく分けると、3つのデータが表示されているはずだ。
・ユーザに関連付けられたデータ
・ユーザに関連付けられないデータ
・ユーザのトラッキングに使用されるデータ。
この様な、表示があるはずだ。
ユーザに関連つけられないデータは、個人が特定されず、アプリのクラッシュデータのみが集められている。
今度は、カメラのアプリ。
カメラアプリでも、多くの個人情報が集められる。私が撮った写真まで見られるというのはやりすぎの気もする。
最後は、Spotifyだ。非常に多くのデータが集められている。
音楽を聴くのに位置情報まで必要というのは、その時点にいる国の言語の音楽を聞かせるためか?博多にいるなら、ご当地演歌を聞かせるためか?
この様な情報は収集され、アプリの開発にフィードバックされることは、もちろん、広告を表示するために使うのだ。特に、Spotifyの無料版は広告で成り立ってるから、広告主に提示し、ターゲットを絞り込むためにユーザーの個人情報が重要になる。
どの様な情報が集められているか、Appのプライバシーのところを、ダウンロードする前によく読む様にしよう。