YouTube Premiumが、9月21日に世界各国で個人プランとファミリープランの料金を値上げされた。一部の国ではなんと50%以上の値上げとなり、多くのユーザーが解約を検討する事態となっている。
今回の値上げは主にヨーロッパ諸国が中心だ。値上げ幅は、スウェーデン、シンガポール、コロンビアではファミリープランが50%以上も値上げされた。特にAppleユーザーへの影響が大きく、 Apple経由で登録しているユーザーはさらに大幅な値上げとなる。これは、Apple App Storeの手数料のためだ。
国によって値上げ幅は異なるが、スイスではファミリープランが39.88米ドル相当にまで上昇した。現状の為替では、日本の倍以上だ。
アイルランド、オランダ、イタリア、ベルギー
- 個人プラン: €11.99から€13.99
- ファミリープラン: €17.99から€25.99
スイス
- 個人プラン: 15.90 CHFから17.90 CHF
- ファミリープラン: 23.90 CHFから33.90 CHF
スウェーデン
- 個人プラン: 119 SEKから149 SEK
- ファミリープラン: 179 SEKから279 SEK
この値上げに対して、不満の声が上がっている。読んだ記事によると、デンマークのユーザーの声では「今回の値上げでYouTubeは最も高価なストリーミングサービスになった。HBO、Amazon Prime、Netflixの合計よりも高い。広告を避けるためだけにこんなに払うなんてばかげている」。確かにそうだ。
YouTube premiumの値上げが続いている。アメリカでは昨年、Premiumの料金が12ドルから14ドルに値上げされた。日本でも昨年、値上げがあった。今までの値上げの推移については以下の通り。
2018年11月 – 日本でのサービス開始
- 個人プラン: 月額1,180円
- ファミリープラン: 月額1,780円
- 学生プラン: 月額680円
2022年10月 – ファミリープランの値上げ
- 2022年10月 値上げがファミリープランのみが対象
- ファミリープラン: 月額1,780円 → 2,280円 (500円増)
2023年8月 – 個人プランと学生プランの値上げ
- 2023年8月4日に2回目の値上げが実施された
- 個人プラン: 月額1,180円 → 1,280円 (100円増)
- 年間プラン: 11,800円/年 → 12,800円/年 (1,000円増)
- 学生プラン: 月額680円 → 780円 (100円増)
- ファミリープラン: 月額2,280円 (据え置き)
- この値上げにより、個人プランは約8.5%の値上げ率
個人的には、広告は苦にならないので、課金する予定はないが、確かに月額1,280円はnetflixの低価格版やApple TV+より高いから、これ以上値上げになると多くのユーザーが考えてしまうだろう。
それでも、YouTubeの人気を考えると、Googleも強気に出るのは分からないでもない。