地球に接近する小惑星「2024 YR4」

by Shogo

NYTでは地球に接近する小惑星の記事をよく見る。最新のものは、小惑星「2024 YR4」についてだ。小惑星「2024 YR4」は、2024年12月27日に発見された。記事によると、この小惑星は、2032年12月22日に地球に衝突する可能性が1.3%あるそうだ。これが、可能性が高いのか低いのか人によって判断が分かれる。

「2024 YR4」は、NASAが資金提供する「Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System(ATLAS)」によって発見された。このシステムは、地球近傍天体(Near-Earth Objects: NEOs)を追跡するための4つの望遠鏡で構成されており、チリに設置された望遠鏡がこの小惑星を捉えたそうだ。その後、科学者たちはその軌道をシミュレーションし、2032年に地球と衝突する可能性があることを突き止めた。

この小惑星は、長さ約40メートルから約100メートルの範囲と推定されている。このサイズの推定は、小惑星が反射する太陽光の量に基づいているが、正確なサイズを知るにはレーダー観測が必要だという。次回の観測機会は2028年12月17日で、その際にはより詳細なデータが得られる見込みだそうだ。

地球に衝突する場合の被害規模は、小惑星のサイズによって異なる。最小サイズの40メートルでも1908年にシベリアで起きたツングースカ大爆発と同程度の被害を引き起こす可能性があるという。この事件ではニューヨーク市の2倍以上の森林が壊滅したそうだ。一方、最大サイズの100メートルでは都市全体が壊滅的な被害を受ける可能性があるそうだ。もし、都市の真ん中に衝突するようなことがあれば被害者は万単位となる。

2024 YR4は最大で100メートルがだ、もし直径が1kmを超えるような巨大な小惑星が地球に衝突した場合、地球全体に壊滅的な影響が及び、人類を含む多くの生物が絶滅する可能性がある。過去には、このような小惑星の衝突が原因で、恐竜などの生物が絶滅したと考えられている。何事も可能性がないわけではない。

そう考えると、色々なことが起こるが、今のところは平和な毎日だ。だが、それがある日突然終わるということも忘れてはならない。

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