メインクーン

by Shogo

元旦にアメリカの友人からFaceTimeで連絡があった。ニューヨーク時間では、まだ12月31日で、こちらは1月1日の昼すぎだ。年をまたいでの会話は何か不思議な感じがした。こちらは、すでにお節も雑煮も食べて年賀状をチェックしたりして、すっかりお正月モードだが、ニューヨークでは大晦日で日付が変わるのを待っている高揚感があるようだった。

コロナ禍の状況や共通の友人の話をひとしきりした後、猫を飼いだしたと言う話になった。彼ら夫婦は以前はマンハッタンに住んでいたが、そちらを引き払って、セカンドハウスだったウエストチェスター郡の美しい林の中に今では住んでいる。そこで猫を飼い始めて、猫と一緒に林を歩いたりしてるようだ。

彼らの猫はメインクーンと言う大きな猫だ。猫には詳しくないということもあるが、初めて聞く猫の種類だった。送ってもらった写真では、まだ巨大と言うほどではない。

メインクーンはネットで調べるとジェントル・ジャイアントと言う愛称で、大きく成長する猫だ。話しながら、大きな猫と言うことで、別の友人が飼っているノルウェージャン・フォレスト・キャットのことを思い出した。この猫も、友人の家に遊びに行くとそばまで来るが、まるで中型犬のような大きさで、私の理解の猫というにはあまりにも大き。多分メインクーンも成長すると大きな猫になるんだろう。

やはりネットの情報によれば、体調が1メートルを超える場合もあると言うことなので、ジャイアントであることは間違いない。

以前より遊びに来るように誘われている。共通の友人と一緒にコロナ直前にニューヨーク訪問を計画していたが、もはやその計画はいつ実現するかもわからない。数えてみると、ニューヨークから帰任してすでに28年も経つ。それ以来、ニューヨークに行ったことがあるのはたった3度だ。2度はプライベートで1度は仕事。出張でもアメリカ方面は少なく、ほとんどがヨーロッパだったと言うことも関係している。

オミクロン株の流行でアメリカだけでも毎日30万人の新規感染者が出ている。死者も毎日1000人を超えているので、まだまだ先が見えない状況だ。友人たちの生活も、あまり街中には出ず、友人の家を訪問する程度で静かなものだと言う。これが3年目に入ると思うと疲れが出てくるのが当然だ。多分そんな中での、猫を買おうと言う発想なのかもしれない。その猫を見に、ニューヨークに行きたいものだが、今年中には実現しないだろう。

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