今日(8月7日)は、東京、千葉、茨城の3都県に「熱中症警戒アラート」が発令された。これは今年から環境庁と気象庁が実施しているもの出そうで、このアラートだと不要不急の外出はしない方が良いというものだ。
このところ暑くなったので朝の散歩はいつもの6時30分からではなく、早起きして5時30分から。それでも暑い。外出が不適というのも分かるほどだ。
最近の散歩はカメラを持って行かなくなった。朝の散歩の目的は健康と写真だからカメラは必需品なのだが、もっぱらiPhoneの撮影になってしまった。携帯のカメラでも良いかという気分もあるし、何より画質もよくなった。気合を入れての撮影は、フィルムかライカのデジカメ、お散歩にはFuji x100ということになっていたのだが、最近はもっぱらiPhone 11 pro。昨年、買い換えたFuji x100Fも出番が少なくなってきた。携帯とどっちつかずという感じなのだ。実際、カメラの販売は減少傾向だ。
19年のデジタルカメラの総出荷台数実績(日本向けと海外向け合計)は、前年比78.3%の1522万台だった。カテゴリー別では、レンズ一体型が前年比78.0%で676万台、レンズ交換式が前年比78.6%の846万台だった。レンズ交換型では一眼レフが前年比68.0%と大きく縮小した一方、ミラーレスは95.6%と1桁減で踏みとどまった。交換レンズは前年比83.6%の1424万本だった。20年の出荷見通しでは、デジタルカメラ総出荷台数を前年比76.7%の1167万台とした。うちレンズ一体型が前年比71.0%の480万台、レンズ交換式が81.2%の687万台。交換レンズは、前年比83.6%の1190万本とした。いずれも市場が2桁減のペースでシュリンクを続けるとする厳しい見通しを示した
BNC+R 2020/02/04
2019年で20%以上の出荷台数減というのは、スマホやタブレットのカメラが代替してきているのが原因だろう。たまに持ち出すカメラより、いつも持っている携帯のカメラの方が便利が良いのは当たり前だ。また、この予測の時点では含まれていないが、2020年はコロナのために旅行もイベントも全て中止なのでカメラを購入するモチベーションがさらに下がっているだろうから、さらに大幅な落ち込みと想像できる。
実際、スマホを含む携帯電話の2019年の出荷台数は国内市場だけでも3,115万台で、カメラの台数は海外向けも含まれているから圧倒的な差だ。
2019年度通期の総出荷台数は3,115万台、スマートフォン2,760万台と共に1割減と予測 MM総研では2019年度の総出荷台数は前年度比9.9%減の3,115万台、スマートフォン出荷台数は前年度比9.9%減の2,760万台と予測する
MM総研プレスリリース
コロナで外出も減っているし、それにこう暑くてはカメラを持って撮影にも行こうという気にはならない。日本の輸出品として大きなシェアを持つカメラ産業はどうなる。