円高の功罪

by Shogo

ようやく雨が降って気温が下がり一息。でも無理をすると(遅くまで飲むという意味で、たくさん働いたということではない)疲れがなかなか取れず、今週もだるいままだ。

昨今の円高は輸出企業に大きな打撃を与え、景気や株価にも悪い影響が出ている。日本企業のほとんどが円高による収益低下に青息吐息の一方、輸入企業が値下げをしたと言うことはあまり聞かない。彼らは我が世の春で収益力が格段に向上しているのだろう。

個人的にそういう輸入企業のように円高のメリットを生かす方法が無いか考えてみた。6月のプラハ旅行の際にも過去よりは円高になっていて円高メリットがあった。また旅行に行くというのもあるがなかなか難しい。なので、8月に急激な円高を生かす方法を考えて(つまり外貨建ての何かを買ういうことだが)3つのことを思いついた。

うちの二つは8月に実行して円高のメリットは多少あった。 最初はアメリカから印画紙を個人輸入した。買う量があまり少ないと送料のためにあまりメリットはないので、多少多めに買って、日本で買うよりも3割引程度のメリットがあった。ちょっと心配なのはあまりの暑さに劣化が進まないかということ。心配なのでクーラーの入れてある部屋で保存しているが、それとて冷蔵庫ではないので早く使わなければならないだろう。これで品質が劣化したのでは何のメリットもなかったことになる。

二つ目は、いつものあれなので、それはそれで、同じようなものがまた増えた。これもある程度のメリットがあった(筈!)三つ目は他の手段や物も含めてまだ迷っている。でも要は必要かどうかだ。多少安くなるからと行って必要ない物を買うのは何のメリットもない。そう言う意味では二番目の買い物もメリットが無かったのかも知れない。

円高の罪は、そういう余計な煩悩を刺激することで必要もないものまで買わせてしまうことだ。 円高が進むごとに誘惑の悪魔が囁くようだ。インターネットや送料の低廉化で海外からの買い物が簡単になったことも、この傾向に拍車をかける。

なので、円高の功罪というと、経済への悪影響や自分の物欲が刺激されるなどの罪ばかりで、海外からの必要な物資の価格の低下とか光熱費の値下げなど功の部分がほとんど感じられない。

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