月曜日の会社の帰り、パラリンピックの車椅子バスケットボール男子日本代表の応援に行った。女子代表は午前にメキシコと対して、すでに52-34で勝利していた。男子代表の結果も58-56で劇的な勝利。良かった。ディスプレイに映っているのは大活躍の藤本選手。
試合の会場は鳥の巣や水立方のとなりの国家体育館。
私の心配は、日本代表の戦いぶりもあるが、それよりも会場全体で日本の対戦相手を応援するというあのオリンピックの雰囲気の再現だった。幸い、一部にはそのようなことはあったが、動員された人も含めてその動きに乗るようなこともなく、杞憂に終わった。
日本代表は初盤から有利に試合を進め、常にリードを保ち試合を進めた。
試合は第四セットに入り、ドイツの猛攻で緊張の連続。そして24.9秒残したところで、ドイツの劇的な3ポイント・シュートが決まり、ついに同点。私の計算では2得点でも1点差で逃げ切れると踏んでいたので、この3ポイントはショックだった。
日本代表は規定の24秒を目一杯使って、残り4秒でシュート。これが決まり58-56。ドイツは4秒しかない。あり得るのはロング・シュートで3ポイントを狙うかと思ったが、それはなくすぐに4秒が終わり、日本勝利。
最初の写真のディスプレイに映る13番の藤本選手の活躍は見事だった。攻守に活躍、得点も16点を上げた。上の写真でシュートをしているのが彼。鍛えられた太い腕は私の太股ほどもありそうだった。
もう一人目を引いたのは9番香西選手。彼は20得点をあげたが、それだけでなく攻守に活躍した。下の写真は彼のドリブル。
スピードと回転で敵のブロックをかわして敵陣へ何度も攻め込んだ。車椅子バスケットボールは車椅子によるブロックやぶつかりあいによる転倒と、車椅子バスケットボールらしい場面もあるが、ノールックパスを使ったりかなり高度なバスケットでもあるようだった。
何はともあれ日本勝利。気持ちよく会場を後にすることができた。
日本の応援団もあちこちに日の丸の小旗を持っているのがだんだん分かったが、最初は私の席のそばのドイツのユニフォームを着た大応援団に圧倒された。
組織だって声を上げて応援していたので、私も負けずと日本をドイツの応援団のそばで応援した。
試合が終わって会場を後にする。右手が試合が行われた国家体育館。
オリンピック記念塔は五輪のマークにカバーをつけていた。
思った以上の人出。オリンピックよりもたくさん人が歩いている。