ChatGPTが画像生成にも対応するようになった。これは同じOpenAIが提供している画像生成AIツールのDALL-Eの最新バージョン、DALL-E3がChatGPTに組み込まれたからだ。
今までのDALL-E2は、15ドルで115クレジット分の作業ができた。これが、今まで通りサービスを続けるのかどうか疑問だ。何しろ最新バージョンのDALL-E3が、ChatGPT Plusに、今まで通りの月額20ドルで組み込まれてしまった。
DALL-E3は、ChatGPTの20ドルの有料サービスでサービスのChatGPT Plusを通じてのみ提供される。しかし、不思議なことに、古いバージョンのDALL-E2は、まだ15ドルで提供されていると言う不思議な状況だ。
現時点で確認してみると、DALL-E2のサイトがあり、画像生成するためには、15ドルで115クレジットを買うことから始めなければいけない。
OpenAI の発表によれば、DALL-E3は進化しており、画像生成AIツールが不得意な文字、数字、人間の指なども自然に再現することが可能なようだ。これが事実なら、他の画像生成AIツールと比べても、より説得力のある画像を生み出すことができる。
しかも、文章や作成やプログラム開発に使われるChatGPTが同時に画像生成も出来るようになることで、より便利さが増す。画像生成のためのプロンプトをChatGPTで作ることもできたが、もはや1つのサービスで全てが対応できることになる。これで、グラフィックや画像その他メディアも併せて、ChatGPTが、古い言葉だが、マルチメディアのコンテンツを生成することも可能となる。これが、どこまでできるのか、実例が今後紹介されていくのだろう。
DALL-E2のサービスがありながら、ChatGPTにDALL-E3を組み込むことは、やはりGoogleなどとの競争を意識しているのであろう。言語生成AIツールのChatGPTと画像生成AIツールが同時に利用できることで、GoogleのBardや他のサービスに対して高い競争力を持つ。
つまり生成AIツールと言えば、ChatGPTのイメージの確立だ。画像生成AIツールのMidjourneyやStable Diffusion、Adobe Fireflyも新機能を加えたサービスを開始しているが、これに対しても、言語生成AIツールと画像生成AIツールを組み込んだChatGPT Plusは高い競争力を持つ
現時点までOpenAIはChatGPT Plusの契約者数を発表していないが、現在どの程度の契約者がいるのだろうか。