フランスのラグビーファン

by Shogo

第10回ラグビーワールドカップが、パリ郊外のサン=ドニにあるスタッド・ド・フランスで開幕し、10月28日の決勝戦まで行われている。

日本代表は、ラグビーの場合は通常Japanと呼ぶが、第1戦のペルーに勝ったものの、第2戦のイングランド戦は、前半こそ良い戦いを見せたものの、ミスが続き、ノックオンに見えた頭突きが最終的にTMOでノックオンと判定されずにトライとなったことをきっかけに大きく崩れ、敗戦を喫した。

今週のサモア戦と、10月のアルゼンチン戦に2連勝すれば、イングランド対に続いて、プールで第2位となり、ノックアウトステージに進出できるがどうなるだろうか。どちらかに負けると夢は消える。

このラグビーワールドカップに出場している6カ国についてのラグビーファンの調査結果の記事があった。調査対象となっているのは、南アフリカ、オーストラリア、フランス、イギリス、日本、イタリアだ。ラグビーの強豪国であるニュージーランドやアイルランド、アルゼンチンなどは、この調査の対象となっていないために比べることができない。これらの国のデータもあれば、面白い結果となったかもしれない。

この調査は各国のスポーツファンを対象として、ラグビーやラグビーのチームをフォローしているかどうかを聞いたものだ。

対象となった6カ国中では、南アフリカが51%と圧倒的に高い。さすが、全大会優勝国である。2位はオーストラリアの34%、3位はフランスの33%なっている。ラグビーの母国である。イギリスはなんと25%と言う低さだ。日本は、13%、イタリアが9%となっている。この数字を見ると、南アフリカとオーストラリアは理解できるが、フラウスとイギリスは入れ替わっているような印象を持っていた。しかしながら、意外とフランスでのラグビーの人気が高い。

日本は野球とサッカーの人気が圧倒的で、イタリアはサッカーが人気の中心ということなのだろう。

イングランド戦の翌日にパリに向かう飛行機に乗り合わせた、フランス人のビジネスマンは、ニースでの日本対イングランドの試合に行っていたと言った。会場では圧倒的にイングランドのファンが多いように見えたが、実はフランス人も一定数いたのだろう。そのフランス人曰く、イングランドの微妙な関係もあり、イングランド戦は多くのフランス人は日本を応援していたと言っていた。どちらかを応援するかは別にしても、ラグビーに興味はある人が多いことに意外な感じがした。このデータを見るとありえないことでもないし、ましてはフランスは優勝経験のある国だ。

とは言いつつも、試合が行われたバリとニースに滞在にしたが、街中ではラグビーワールドカップが開かれていると言う雰囲気は、まるでなかった。お祭り騒ぎを期待していたが、拍子抜けだった。もちろん、ニースは、パリとは違い、小さな街なので、ニースではイングランドと日本のジャージを見かけた。だが、パリでは、ついぞ、ラグビーのジャージを着た人は見かけなかった。開幕直前や開幕戦当日であっても、フランス代表応援しているような人を見かけなかったから寂しい印象だった。それでもフランスのラグビーファンは日本の倍以上のシェアだ。

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