203
Twitterが、Twitter Blueと言う新しい有料サービスをカナダとオーストラリアで開始した。Twitter Blueの契約をすると、投稿後30秒以内であれば、ツイートの内容を編集したり、取り消したりことができる。また、ツイートをブックマークしたり、フォルダを作ってツイートを振り分けて保存できるほか、長いスレッドのツイートを簡単に読めるように、パラグラフ化してまとめることもできるようになっている。
後からツイートを編集と言うことが、かなり大きいメリットに思える。これを有料で提供すると言うあたりに最近のTwitterの戦略が見える。昨年から今年にかけて、Twitterは有料サービスの会社を次々と買収し、広告モデルに、有料課金のサービスを追加し始めている。有料ニューズレターのRevueや広告なしでメディアの記事が読めるScrollを買収し、既にサブスクリプションモデルを追加していた。
このTwitter Blueのサービスは、オーストラリアとカナダで、開始され、他の国の計画はまだ発表されていない。しかし、少し遅れて全世界に広げられるのではないかと考える。
Twitter Blueの月額提供価格は、オーストラリアでは4.49オーストラリアドル、(日本円で約379円)カナダでは3.49カナダドル(日本円で約317円)となっている。日本で提供されるときには、350円程度と言うことなのだろうか。
Twitterは順調に広告の売り上げを伸ばしてきているが、日間アクティブユーザ数は2021年4月時点で前年同期20%の伸びで、その成長は頭打ちになっている。このために、有料課金という新しい成長の領域を求めているものと思われる。