Netflixの広告付き格安プランは年内に開始予定だ。まだ価格などの詳細は不明だが、一部詳細が出始めた。NetflixのiPhoneアプリ内のコードから、広告付きプランは、ダウンロード機能が削除されるようだ。
家でテレビで見るときには、ダウンロードを行わないが、タブレットで見る際には、オフラインになる可能性も考えて、一旦ダウンロードして見ている。このような使い方は格安プランではできないことになる。
また同様に、広告をスキップをする機能も無いようだ。これは当然と言えば当然の事だろう。広告を見る代わりに料金が安くなっているので、広告がスキップできるのであれば何の意味もない。
このような情報は、Netflixが発表したものではなくアプリのコードに書かれている「Netflixは広告付きプランを除いてすべてのプランでダウンロードが可能です」と言うような文字から推測しているものだ。
多分、これから、もう少し詳しい情報が出てくるだろう。予想されるのは、例えば広告付きプランでは新作が数ヶ月見られないとか、コンテンツに制限を加えることなどだ。
また、広告付プランが年内にアメリカでは導入される事は確実だが、他の国、日本で同時に開始されるのか、少し遅れて開始されるのかはまだよくわからない。しかし、Netflixは広告付きの格安プランを複数の地域で提供すると発表しており、そこに日本が含まれる可能性は高い。
Netflixは、激しい競争にさらされており、今年の第二四半期ではアメリカとカナダだけで130万人の契約者が減少している。
また、契約者獲得のために、広告付きの格安プランは各社とも力を入れている。DisneyのHulu、Warner Bro.のHBO Max、ComcastのPeacockは、広告への依存度を高めて、通常のテレビのビジネスモデルに近づいている。つまり、広告費の獲得競争に参加することは、広告主や広告代理店への営業活動という、Netflixが今まで行っていなかった業務を意味する。Netflixの広告モデルが成功するかどうか注目だ。
