世界で最も平和な国ランキング

世界平和研究所が、「世界で最も平和な国ランキング」を発表した。　日本は世界で最も平和な国の第10位選ばれている。前年の11位からランキングを1つあげた。

ランキング1位はアイスランド、２位ニュージーランド、３位アイルランド、４位デンマーク、５位オーストリア。6位ポルトガル、７位スロベニア、8位チェコ、９位シンガポールだそうだ。

世界平和指数は、世界平和研究所とイギリスのエコノミスト誌が、144カ国を24項目で分析し、その国の平和度に数値化している。

項目としては、凶悪犯罪発生率や武器の入手しやすさなどの治安に関係するものもあるが、内戦や戦争の状況、軍事、具体的には軍人の数や武器の輸出入量、核兵器保有量、テロの可能性などが評価される。政治的、経済的な不安定さなどの項目での消極的な平和度の評価もあるが、政府海外開発援助による積極的平和活動の程度や隣国との良好な関係なども評価している。

日本は、このランキングでは過去には3位や4位につけていた時期もあるが、近年は順位を下げて10位前後にとどまっている。その理由は、もう少し調査が必要だ。治安や海外への積極的な開発援助が下がっていないと思われるが、隣国との良好な関係においては評価が下がるのは当然のことであろう。北朝鮮が毎日のようにミサイルを打っている地域の国が平和であろうはずがない。しかも、政府要人が政府要人が白昼堂々と暗殺されるような出来事まで起こっている。今年の発表では順位を上げたが来年は下がるのではないだろうか。