「ググる」と「タグる」

by Shogo

Googleを使って検索をすることを指す「ググる」は、一般的な言葉になりました。そして、SNSで「#」(ハッシュタグ)を使って検索することを意味する「タグる」も広く使われるようになってきました。

ハッシュタグ

ハッシュタグは、SNS上でユーザの投稿に付箋のように付けて投稿内容が、何に関することなのかを表すために使われます。「#ランチ」や「#lunch」のように英語や日本語の言葉を組み合わせることができ、常に#で始まります。スペース、句読点、記号は使用することができません。この#を検索して、特定の話題や同じ興味関心の持つユーザの投稿を簡単に検索して閲覧することが可能になります。

「タグる」の背景

Googleの検索ではなく、SNSの#を多くの人が検索するようになったことには、大きく2つの理由があります。まず、SNSがインターネットの入り口となり、使用時間が長いアプリであるために、そこで検索することが簡単なことが挙げられます。もう一つの理由は、検索行動が普及して、目的に合わせた検索を使い分けるようになったからです。例えば、買い物に関する検索では、Googleを使わずに最初からECのサイトでその商品を探す検索を行います。一般的な情報に関する検索であればGoogleを使いますが、特定の目的のためには別方法で検索を行うようになっています。何かのハウツーを知りたい場合には、動画共有サイトで、より具体的な情報を知ることができます。

行動を目的としているような場合には、SNSでの検索の方が、他のユーザの実体験や口コミなどを直接、知ることできます。さらに、SNSの情報であれば、より新しく、より深い情報を得ることができます。例えば、ある観光地に旅行しようとして、Googleで検索すると、その観光地の一般的な情報や歴史を知る事ができます。しかし、SNSでは、実際に訪れた人の実体験を知ることができますし、Googleで表示される企業や観光協会のホームページの情報よりも、SNS上の最新の情報を知ることができます。

このようなことからGoogleで一般的な検索を行うよりも、SNSで検索する方が求めている情報が得られる可能性が高くなりました。

マーケティングでの活用

SNSはマーケティングに有用です。利用時間の長い上に、検索も数多く行われるようになっています。また、ユーザーとの交流が可能なために、潜在顧客の認知を獲得したり、顧客との繋がりも強化できます。

「タグる」の環境下で、SNSを効果的に使うために企業は、投稿する際には適切なハッシュタグをつけることが重要です。その投稿が発見されやすくするために企業名や商品のブランド名のハッシュタグは必須です。事業スローガンやキャンペーンのコピーなども、ハッシュタグの候補となります。例えばNIKEは#just do itを投稿に付けています。

またエンゲージメントを高めるために、話題になっているハッシュタグを調べて、関連する投稿を制作した上で、そのハッシュタグをつけて投稿するのも、そのコミュニティーに参加する方法となります。

販促のためのキャンペーンやコンテストを実施して、特定のハッシュタグを決めて、ユーザーに投稿を呼びかけることも良い方法です。

SNSは、広告メディアとしてだけでなく、コンテンツ投稿で積極的に使うメディアです。その際に適切なハッシュタグをつけて投稿しましょう。

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