新しいwebブラウザー「Arc」

by Shogo

新しいwebブラウザーとして話題のArcをダウンロードして使ってみた。今までは招待制で使えなかったのだ。

ダウンロードしてセッティングしてみると、デザインがすっきりしていて美しい。セッティングの途中で自分で色も選んだのだから当然だが、透明感のある色や小さな影のついた立体感のある枠が良い感じだ。

見かけは別にしても、他のブラウザとUIが大きく異なっている。画面左に大きな垂直の枠がある。ここによく使うサイトのアイコンを設置したりブックマークを表示させる。使い心地としてはMacのアプリランチャーのような感じで、画面の切り替えが容易だ。

さらに関連するタブを保存できるオプションがあるので、いくつかのサイトを開いて調べ物をするときに便利だ。また、分割画面でいちどにいくつものタブを表示できるために、これも調べ物をする際に同時に異なるウェブページをアクセスできる。iMac買い換えて24インチディスプレイになっているし、広島のディスプレイも30インチだから横幅は充分で、2つ以上のページを並べることも問題なくできる。

使わないだろうが、Boostと言う機能は、表示するウェブサイトの見かけを変えることができる。レイアウト、背景、色、フォント、明るさなどウェブサイトの要素が変更できる。毎日見るようなサイトだと、見やすいような形に編集してしまうことができるので、使わないとも限らないが、現時点ではあまり必要としていない。まだ使い始めたばかりなので、細かい機能はこれから学習する必要があるため、現時点では評価は難しい。だが、特段問題はない。

ブラウザは、最近はMacではSafariを使うようにしている。しかし大学のPCはWindowsなので、それと連動させることを考えるとGoogle Chromeも同時に使っている。しかし理由はよくわからないの。Google Chromeが反応が遅いような気がして、最近はMacの場合はもっぱらSafariを使う。

そして、ChatGPTが登場して、興味半分でWindowsでもMacでもEdgeをダウンロードして使うようになった。とは言え、使い慣れていないこともあり、使用頻度は少ない。

Edgeも、Internet Explorerとは違い、Google Chromeと同じオープンソースのChomiumをベースとしたものに変わって、基本的に見かけを除いて、大きく違うものではない。今や、メジャーなブラウザでは、SafariだけがWebkitベースなので、他は同じChomiumファミリーだ。

ウェブブラウザは様々な変遷を経てきた。Netscapeまで遡らないが、圧倒的に強かったInternet Explorerに対抗するFirefoxなどの多くの挑戦者が現れて、Internet Explorerのシェアは低下した。その中でGoogle Chromeがシェアを現在のような圧倒的な地位に達している。これは当初Google Chromeが出たときに、早いと言うような評判があったことと、Googleの検索の強さに引っ張られたと言うこともある。

それでも、2015年頃まではGoogle Chromeも圧倒的な地位であったわけではなく、Safariを含めて多くのブラウザが割拠していた。その中Google Chromeが圧倒的にシェアを伸ばした。Internet Explorerに愛想が尽きてGoogle Chromeに移ったとも言える。

現時点のすべてのプラットホームでのブラウザのシェアはChromeが63%、 Safariが20%、Edgeが5%、Operaが3%、 Firefoxが3%となっている。これ以外では広告をブロックする機能に優れたBraveがシェアを伸ばし始めたし、Edgeは長らく4%程度だったシェアをChatGPT登場で1%ほど伸ばしている。

Arcは、Facebook元社員によって設立されて、Google Chromeと同じChomiumをベースにして作られている。そのために縦型の操作画面やSpaceと呼ばれる作業領域の分割などの新しい機能はあるものの、基本的にはGoogle ChromeやEdgeと変わりは無いそうだ。

ネットの世界はオープンソースになっているので、このような形で新しいアイディアがあれば、すべてのコードを書かなくても新しいサービスが開始できる。オープンソースの波は、AIの分野に目広がっており、Metaは自ら開発したAIツールをオープンソース化した。そのような公開されたオープンソースコードを使って新しいサービスが出てくるから、自分が便利なものを選べると言う良い時代になったと思う。

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