Apple Intelligenceが開発者に公開

by Shogo

Apple Intelligenceが、7月30日から、その機能の一部を開発者向けに公開された。公開された機能は、音声アシスタント「Siri」の改善、文章生成・要約などができる「Writing Tool」、写真アプリの改善、音声通話の録音と書き起こしだけで、画像生成などは出来ないようだ。

Apple Intelligenceに、2024年10月にリリースされるiOS 18に初めて搭載される予定だ。Apple Intelligenceは、iPhone、iPad、そしてMac向けに開発されているので、単にiPhoneのアプリではない。Appleの全てのデバイスにまたがって、ユーザーの状況や行動の文脈を理解し、よりパーソナルなサポートを提供すると言うことだ。また、Appleは、年齢や技術的な知識に関係なく、すべてのユーザーが簡単に使えるAIを提供することを目標にしているそうだ。プロンプトを考えて支持する必要はないと言うkとなのだろう。

Apple Intelligenceは、5つ機能があるとAppleは言っている。

1. AI書き換えツール

Apple Intelligenceは、Mail、Notes、Pagesといったアプリケーションにおいて、AIを活用した文章作成支援ツールを提供する。これにより、長文の要約や異なる対象向けの文章のリライトが簡単に行えるようになる。会議前にメモを要約したり、メールを確認したりする際に大いに役立つ。

2. メールアプリのAIサポート

メールの管理を支援する機能。メールアプリのプレビューウィンドウでメールの内容を要約する機能は、素早くメールの情報を理解することに役立つ。さらに、AIがコンテキストに応じた迅速な返信を提案してくれる「スマートリプライ」機能も搭載されており、効率的にメールを管理できる。

3. Safariのリーダーモード

情報量が増える中で、Safariブラウザのリーダーモードは、長文記事の要約を提供する機能を備えている。これにより、必要な情報を迅速に取得し、時間を節約することができる。AIの機能は、内容の理解を助け、重要なポイントにすばやくアクセスすることができるようになる。これは、長い文章を読まなくて良くなるので便利そうだ。

4. 改良されたSiri

AIを強化した新しいSiriは、ユーザーの質問に対する回答をより迅速かつ正確にするようになる。特に、ユーザーが途中で質問内容を変更したり、言葉をつまずいたりした場合でも、Siriはその意図を理解して対応することができる。この機能は、2025年に完全版がリリースされる予定だ。

5. 通話録音と文字起こし

通話録音がより簡単になります。通話中にボタンを押すだけで録音が開始され、終了後にはその録音がNotesに保存される。さらに、AIが通話内容を文字起こししてくれるため、後で内容を確認する際に非常に便利だ。これは、ビジネスマンに便利そうだ。

ChatGPTとの連携

これらのApple Intelligenceの機能は、ChatGPTとの連携で実現する。これにより、ユーザーはAIアプリを行き来することなく、ChatGPTの専門知識や画像・文書理解機能を利用できるようになる。iPhoneのプライバシーが心配になるが、プライバシー保護機能が組み込まれ、ユーザーのIPアドレスは隠蔽され、OpenAIはリクエストを保存しないから大丈夫だと言うことだ。これは、Appleを信頼するしかない。

Apple Intelligenceの対応デバイス

Apple Intelligenceは、最新のiPhone、iPad、Macでのみ利用可能。具体的には、iPhone 15 ProまたはPro Max、M1、M2、M4チップを搭載したiPad、そしてM1、M2、M3チップを搭載したMacが対象。Apple Intelligenceを使うためには、手持ちのノートPCとiMacは大丈夫だが、iPhone14は買い替えが必要だ。

WWDCで発表された他のAI機能、例えば写真アプリの「Clean up」ツールやChatGPTとの統合、AI強化版のSiriなども、将来的に段階的に導入される予定で、時期はまだ公表されていない。ともかく早く使ってみたい。

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