Google Mapsの偽レビュー対策

by Shogo

Google Mapsのレビューを参照して行く場所を決める人が多い。私も知らない土地、特に海外では、Google Mapsのレビューを確認することが多い。しかし、レビューが良すぎる場合には、逆にそれが偽の評価ではないかと疑ってしまうこともある。それは、実際にサクラが書き込みを行っていることが多いからだ。しばらく前にも東京の病院が書き込みに金を支払っていることが、ステマと認定されて公表処分を受けた。

Googleは、こうした不安に対応するために偽レビューをより簡単に見分けられる新しい対策を導入し始めたそうだ。

Googleは現在、偽レビューが削除された可能性のある事業に対して警告を表示するようになったという。この警告は「最近、この場所から疑わしいレビューが削除されました」とのメッセージが表示され、ユーザーに対してそのビジネスが偽レビューに関与していた可能性があることを示す。これにより、ユーザーはレビューの信憑性を確認しやすくなり、安心して意思決定ができるようになる。

この新機能は、2021年にイギリスの競争・市場庁(CMA)がGoogleの偽レビューに対する対応に関する調査を開始したことを受けて開発されたそうだ。

最近、Xで、あるユーザーがGoogle Mapsの企業ページにこの警告が表示されたことを報告したそうだ。この事例が最初の発見のようだが、Googleからはまだ公式な確認や、どの地域で利用可能かについての発表は行われていない。だが、Google Mapsの信頼性を考えると世界で行うのは確実だ。

実際に、Googleは、偽レビュー対策に関するサポートページを更新し、これが世界的に適用されることを確認している。Googleの偽レビュー・ポリシーに違反したビジネスには、さまざまな制限が課される可能性がある。

具体的には、以下のような措置が取られることがある。

  • ビジネスプロファイルに警告を表示:ビジネスプロファイルに、「偽レビューが削除された」という警告が表示
  • 新規のレビューや評価の一時停止:一定期間、新しいレビューや評価の投稿ができなくなる
  • 既存レビューの公開停止:現在のレビューや評価が一時的に非公開に

偽レビューは、ビジネスが自らの評判を高めるために利用するケースが多くあるが、逆に競合他社や不満を抱えた個人がその評判を貶めるために行うケースがあることも事実だ。このような場合、ビジネス側が偽レビューを報告した際にも、同様の警告が表示されるかどうかは不明だ。これは、対策が必要だろう。Googleの判断が待たれる。

Googleがこの新機能を正式に発表し、さらにどの地域で利用できるかが、もうすぐ明らかになるだろう。偽レビューの問題は、個人的な利用でもデジタルマーケティングにおいても重要な課題であり、消費者の信頼を維持するために重要だ。

Google Mapsのレビューは、消費者にとって重要な情報源だが、偽レビューの存在がその信頼性を揺るがす。Googleは、この問題に対して新たな警告機能を導入し、偽レビューを削除したビジネスに対して警告を表示することで対応する。この対策により、消費者はより安心してビジネスを選択できる一方で、ビジネスオーナーは不正なレビュー行為に対して厳しい目が向けられることになる。

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