OpenAIは、3ヶ月前に発表したAIモデル群に続き、さらに進化した新モデル「O1」を発表した。「世界で最もスマートなモデル」として発表されたO1は、処理速度が向上しただけでなく、マルチモーダルを含む新たな機能が搭載されている。同時に、パワーユーザー向けのプレミアムサブスクリプションプラン「ChatGPT Pro」も発表された。
新しいモデル「O1」は、以前の「O1-preview」バージョンよりも性能と機能が向上していることを意味しているのだそうだ。
主な特徴
- よりスマートに: 問題解決能力と理解力が向上
- より速く: 応答時間が改善
- より多くの機能: テキスト、画像、その他のメディアタイプなど、複数の形式でコンテンツを処理および生成できるマルチモーダルを搭載
新モデルは、すでにChatGPTで利用可能になっているという。有料版を使っていないから分からないのだが。さらに、近日中には開発者がアプリケーションに統合するためのOpenAI APIで利用可能になる。
ChatGPT Proのサブスクリプションは、月額200ドルだそうだ。これでは、個人で使うにはちょっとハードルが高い。
ChatGPT Proの特徴
- 無制限の利用: モデルとのやり取りに制限がない
- さらにスマートなモード: パワーユーザー向けに調整された、追加の機能や強化を備えたO1のアップグレード版
- 今後の特典: OpenAIは、Pro加入者向けにさらに特典を追加する予定
- しばらく前に、ChatGPT-o1モデルが発表されているが、「O1」と「o1」は違うのだそうだ。
今回は、大文字の「O」になっている。前回の「o1」は、OpenAIが以前リリースしたモデル「GPT-3.5」の改良版であり、「GPT-3.5-turbo」とも呼ばれているモデルで、小文字の「o」が用いられている。
また、「o1」には、「o1-preview」と「o1-mini」の2つのバージョンがあるのだそうだ。
- o1-preview: より複雑な問題に取り組むために設計されたモデルで、科学、コーディング、数学などの分野で高度な問題を解決できる。
- o1-mini: 軽量なタスクやコーディング作業に最適化されたモデルで、限られた予算内で高パフォーマンスを求めるユーザーに適している。
「O1」は、「o1」よりもさらに進化した最新モデルであり、処理速度、機能、性能などが向上。特に、マルチモーダル機能は「O1」の大きな特徴であり、「o1」には搭載されていない。画像も同時に作れるとパワーポイントの作成などにも便利だろう。とは言っても有料版を使っていないのだが。
まとめると、以下のようになる。
- O1: OpenAIの最新モデル。大文字の「O」。マルチモーダル機能を搭載。
- o1: GPT-3.5の改良版。小文字の「o」。「o1-preview」と「o1-mini」の2つのバージョンがある。
AI技術は、毎日のように進化しているのだろうから、このように新モデルを追いかけても仕方ないとは思うが、とりあえず情報として整理ておく。