スマホの次

by Shogo

授業で、「スマホの次」を学生に議論させることがある。多くの場合は、「スマホの次もスマホ」か「ウエアラブルとホログラム」の組み合わせという結論が多い。個人的にも、そう思っていたが、現実的な解は、その組み合わせになるのかもしれない。

Google が示している製品戦略も、「1つでなんでもできる万能端末」でなく、複数の端末が連携するイメージを示している。スマホ、スマートウォッチ、イヤホンなど複数の AI 端末が組み合わせになってニーズに応えるということになりそうだ。ポイントは、全て同一のAIエンジンで駆動していることだろう。

そうなってくると、スマホはますます小型化して、主な用途はカメラとディスプレイということだろうか。次でウエアラブルが必須になるだろう。まずは、メガネだ。Meta はすでにスマートグラスで数百万台の販売実績を誇り、ファッション性と機能性を両立させた最初の大量普及モデルを実現している。 Google も Kering Eyewear、Warby Parker、Gentle Monster といったアパレル系ブランドと協業し、「スタイリッシュな AI グラス」を開発中だ。Appleも続くと噂されている。

こうした流れの背景には、「持ち歩く端末が増えるのではなく、着る・身につけるデバイスで、アンビエントAIを構成するという発想だ。その象徴がウェアラブルになる。 

H&I Global Researchによれば、世界のウェアラブル技術市場は、2023年約700億ドル から 2032年に2,310億ドル規模へ急成長すると見られている。日本国内のウェアラブル技術市場も、2024年に約3.66億ドルで、2035年には約49.97億ドルに成長すると予測されている。年平均成長率は約26.8%と見込まれ、特に高齢化社会による健康モニタリングへのニーズが牽引しているそうだ。 

さらに、産業用AR/VRスマートグラスは、製造現場や安全・防災分野での活用が進んでおり、2025年には国内市場規模が約25億円に達すると予測されている。 

個人的にも老眼が進み、本を読みづらくなってきた。いずれ難聴にもなるだろう。さらに、血圧などの健康モニターの機能も必須になっている。今後、日本の高齢化社会では、健康管理や認知支援ニーズが高まり、ハンズフリーで情報表示や通話ができるスマートグラスは非常に有効な存在となるだろう。翻訳機能やAIアシスタントとしての活用も、生活の質向上に直結する。 

このようなことを考えると、未来の情報端末は、単一の万能端末から、AIを介して連携する複数の端末へと進化していくだろう。その際に、メガネ、イヤホン、ブローチ、時計など、様々ウエアラブルご試されてゆく。はやく、たくさんの選択肢が市場に出てきて欲しいものだ。

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