InstagramがReelへの広告を全世界で導入した。Reelの広告挿入は、今年4月に数カ国でテストが行われていた。テストに参加した広告主は、BMWネスレのネスプレッソ、ルイ・ヴィトンNetflix、 Uberなどだった。Reelに広告が入るのは、2019年11月に導入されてから、1年半少しのことになる。
これは驚くことではなくて、InstagramもFacebookも、基本的に広告収入で成り立っている会社だから、その重要な機能に広告が入らないと言う事はありえない。
Reelの広告はフルスクリーンの縦型で、Storiesに入る広告と同じ形式だ。広告の長さは最長30秒で、投稿のReelと同じ長さで、投稿の間に挿入される。Instagramに入る他の広告と同じようにReel広告もユーザは、スキップしたり、隠したり、広告を見たくない理由を申し入れたりできる。
Reelは、10代人気のあるTiktokに対抗して、というのは良い言葉だが、基本的にはパクって開始した。それについて考えると、StoriesもSnapchatのパクリである。
Reelは、Tiktokと同じフォーマットのショートビデオとして導入された。そのTiktokも、2020年6月から広告を入れるように広告を入れるようになっている。既にInstagramや他のソーシャルメディアを使っている多くの人は広告に慣れているので、Reelに広告が入ったからといってユーザから問題が提起される事はあまりないと思われる.。
Instagram の親会社のFacebookは、広告だけで稼いでる会社だ。2020年の売り上げは、859億ドルに達する。Facebook一社だけで、日本の広告費2020年6兆1000億円をはるかに超える。それどころか、1.5倍ほどの広告を売り上げているわけだ。
だから、どこにでも広告のチャンスを見出してビジネス化していくのが、Facebookの強さの秘密であろう。VRゲームのOculusにも同様に広告を入れることをすでに発表している。