プライバシー保護設定方法

by Shogo

このところプライバシーに関する議論が騒がしい。それは当然のことで、自分の様々な行動を人が監視していることを好まないのは当然のことだ。昔、会社から携帯電話を持たされることになって、最後まで抵抗した。「電子の鎖」と呼んで、持つことを最後まで拒否した。当然だ。それまでは、一旦会社を出てしまえば、どこかで酒を飲んでいたり、遊んでいたりして仕事の事は全て忘れてしまえた。それがどうだろうか。携帯電話を使うようになって、週に7日24時間勤務と言うような状態だった。

さらに、インターネット広告の時代になると、端末の使用履歴や位置情報をもとに、広告が配信されるようになった。これはクッキーや端末識別子によって、個人の行動が把握されるからできることだ。他方では履歴が残っているから、簡単にログインできるなど便利なこともあるが、できれば広告配信のためのデータは提供したくないと言う人は多いだろう。個人的には、広告やマーケティングを研究しているので、実はそれほど嫌っているわけではない。

しかし、広告配信のためにトラッキングされたくないと人も多いだろう。端末やアプリはプライバシー設定も分かりづらいために、トラッキングから逃れる方法をまとめてみた。

まずは、iPhoneの設定から。

Appからのトラッキング拒否

iPhoneで、「設定」を開いて「プライバシー」を選ぶ。次の画面の上から2番目の「トラッキング」を選ぶ。すると、「Appからのトラッキング要求を許可」のボタンが画面上に表示されるので、このボタンをオフにして、不許可にする。これにより、マーケティング目的のために第三者とデータを共有しないように、すべてのアプリを設定できる。

位置情報共有

続いて、やはり「設定」を開き、一番上の「位置情報サービス」を選び、上から3番目の「位置情報の共有」を選択。「位置情報を共有」のボタンをオフにする。これで、誰とも維持情報を共有しなくなる。

Appleへの端末情報送信

「設定」から「プライバシー」を選ぶ。下から3番目の「解析と改善」を選択し、「iPhone解析を共有」をオフすると、iPhoneがAppleの製品向上のために端末から情報を送信することを防ぐ。

Appleの広告

「設定」から「プライバシー」を選ぶ。下から2番目の「Appleの広告」を選択し、「パーソナライズされた広告」をオフに切り替えると、Appleは、端末情報を使用して、App Store、Apple News、Stocksでターゲット広告を配信できなくなる。ただし、広告の数は減らない。

Appleの位置情報サービスへの協力

これは、どちらでも良いかもしれない。「設定」から「プライバシー」を選ぶ。一番上の「位置情報サービス」を選択し、次の画面の一番下の「システムサービス」を選ぶ。次の画面の下の方にある「iPhone解析」、「経路と交通情報」と「マップの改善」をオフにすると、Apple Mapsの改善のために端末がAppleと位置情報を共有しないようになる。

Google関連

AndroidやGoogle検索、YouTube、Googleマップなどは、Googleアカウントに紐づいており、データ管理を調整するためのコントロールパネルは、ウェブサイトmyactivity.google.comにある。

ウェブとアプリのアクティビティ、位置情報の履歴、YouTubeの履歴の3つのカテゴリが表示される。この全てで、3ヶ月以上前のアクティビティを自動削除するように設定する。

Facebook

「自分のプロフィール」から「プライバシー設定」の確認を選ぶ。ここで、コンテンツの設定など様々なメニューがあるので、全てを一度確認することをお勧めする。

最後の「Facebookでの広告表示設定」が広告の表示に関係する。交際ステータス、勤務先、役職のスイッチをオフにすると、これらの情報に基づいてターゲット広告を配信することができなくなる。

この設定は現時点のもので、仕様の変更とともに方法が変わるかもしれない。

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