ポーズの商標

by Shogo

「ウサイン・ボルトが勝利のポーズを商標登録」と言う見出しを読んで、ポーズが商標登録できるのかと驚いた。

しかし記事を読んでみると、ポーズをシルエットにして、その画像の商標登録を行ったと言うことだ。ということであれば、通常の商標登録とあまりあまり変わらない。特に新しい話でもない

記事を読んだときに頭にあったのは、2015年の日本の商標法の改正で、それまでになかった新しい形態の商標登録が可能になったからだ。

その時に認められた商標は、(1)動き商標、(2)ホログラム商標、(3)色彩のみからなる商標、(4)音商標、(5)位置商標で、多くの企業がブランドの識別のために使っている、様々な方法が商標登録できることになった。

このような形態に加えて、アメリカではポーズが商標登録できるとを誤解したわけだ。

ウサイン・ボルトが商標登録したのは、勝利の時のポーズで、「一方の腕を曲げて頭を差し、もう一方の腕は上げて上を指す男のシルエット」と定義されている。すでに様々なカテゴリーで商標登録済みなので、この勝利のポーズのシルエットの入った商品を目にすることも近いだろう。ウサイン・ボルトは2021年に、Pumaと終身契約を結んでいるので、、Pumaの靴やアパレルなどに、このシルエットが入った商品が発売されるのは確実だろう。

結果的には、ポーズではなく、ポーズのシルエット化された画像の商標登録だった。同じような例で言えば、マイケル・ジョーダンが足を広げて、片手を伸ばして飛んでいるポーズのシルエットを思い出す。あの画像は、マイケル・ジョーダン本人かあるいはNikeが商標登録しているのかどうかはよく知らない。Nikeかもしれない。

ボランティア活動が終わったら、連日の炎天下の屋外活動で疲労困憊している。しばらくはクーラーの効いた屋内でリハビリをする必要がありそうだ。

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