ハリウッド映画の女

by Shogo

今朝読んだ新聞の記事で面白かったのは、ハリウッド映画について。過去5年間の調査で、映画の登場人物のうちで台詞のある役の、たった28.4%が女性だそうだ。男女比が50/50になっている映画はたった6%ということで、ハリウッドの映画は圧倒的に男性が登場するという構造になっている。

これは映画のターゲットが女性だからとも思ったりするが、記事では大作ブロックバスター映画は圧倒的に男性向けということも指摘しているので、男が登場するから女性向けという単純な話でもなさそうだ。

それから面白かったのは映画に登場する女性の31.6%が露出気味の衣類を着ているということで、映画における女性の役割が見えてくる。この理由として記事には書かれてはいないが、記事によるとトップの映画100のうち、女性の監督によるものは4%、女性の脚本家によるものは12.2%ということで、制作側が男性だから女性の役割がそうなってしまうということもあるかと思う。

ビールの広告には必ず女性が出てくるように広告ではターゲットが男性の場合には女性の登場人物が多いのだが、映画の場合にはあまりターゲットを意識しないで制作されているような感じがする。これがテレビだと、白人、黒人、ラテン、アジア配役を考えて視聴率がとれるようにあらゆるマーケットに関心を高くするようにしているが、映画のマーケティングはそこまで行っていないようだ。

写真は、ロンドンのSOHO

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