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NASAの発表を見たのだが、火星探索車のキュリオシティが地下から掘り出した岩から、硫黄、窒素、水素、酸素、燐、炭素がみつかり古代の火星に微生物がいた可能性があるということだ。
この発表には特に驚くことはない。微生物の可能性で火星人の可能性でないからだ。昔から宇宙人と言えば火星人ということになっていて、地球から運河の跡のようなものが見えることから火星人の存在はたびたび空想されてきた。古くは、HGウエルズの宇宙大戦争だし、少し新しくてブラッドベリの火星年代記などだ。
でも一番好きなのは、地球人は昔は火星人だったという話。火星の自転は地球より長く、人間の体内時間に近いそうだ。だから人間は火星人だったということになっている。
Wikipediaによれば、「 火星の自転周期は地球のそれと非常に近く、火星の1日(1火星太陽日、1 sol)は、24時間39分35.244秒である。また地球と同じように太陽に対して自転軸を傾けたまま公転しているので、火星には季節が存在する。」
地球の自転周期が地球に近いというのは、相対的であって他の惑星は木星のように半分以下だったり、それ以外もかなり一日が短い。地球も正確には24時間6分だそうだ。他の惑星に比べると火星の24時間40分くらいは地球に近い。だけど、もっと近いのは人間の体内時間の25時間で、これが地球人元火星人説の根拠になっている。
地球で進化してきたというよりも何らかの理由で火星から来たということの方が面白いが、でも微生物がいた可能性がある程度では、まだまだこの夢を膨らませるのには早そうだ。