ジョルジュ・モランディ

by Shogo

予定のない雪の週末に、何か行くところがないかと探したら、ジョルジュ・モランディの展示が行われていた。好きな画家・版画家の1人である。シンプルな静止画がいつ見ても心地よい

彼の作品は、色調、色彩、シンプルな生活用品の配置が、独特の空気感を生み出している。その特徴は、対象の組み合わせが変わることによって、シンプルながらも作品ごとに多様な形態とバランスを生み出す。しかも、それがテーブルらしきものがあるせよ、まるで異次元の空間に浮かんでいるように浮き出して見える。

内容をよく確認しないで行ったが、展示は版画だった。版画は。対象の配置による形態の変化がより一層強調されているようにも思える。やはり真空の宇宙にあるように、何の音もしない空間にそれらの物体が浮かんでいるような印象を持つ。色彩がない分、そのバランスだけが強調されている。

展示が行われていたのは、美術館と言うよりも小さな一軒家で、その天井の明かり取りの窓に雪がたくさん積もっていた。

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