パソコンも携帯もタブレットもネットに常時接続しているのが当たり前になって、メールや住所録、スケジュール、文書・写真が、クラウドサービスを使って異なる機器で共有することができるようになって利便性が増した。十数年前に「機器をシームレスに使って」などという言葉を使って未来を表現していたが、それがいつの間にか実現している。 PCに予定を入れるとすぐに携帯でスケジュールが確認できて、設定を30分前にしていると30分前に携帯が教えてくれる。
最近AmazonのKindleで本を買うと、朗読版の購入を勧められる。本を読んでいて、外出や運動をする時は聞く本に切り替えましょうということなのだ。これもAmazonは、audibleという聞く本のダウンロードサービスの買収をして、KindleからiPodとかでシームレスに続きからそのまま聞いたり、また本に戻るということを実現している。勿論、wifiや携帯の電波があることが条件だ。
これも Amazonがaudibleを買収して一つのサービスとして統合したからできたことだ。すでに自分も、kindleと携帯のアプリで、機器が変わっても続きがそのまま読めることも前からやっている。それが、文字とか音声とか関係なくシームレスにつながるようになる。
前に毎日かなりの距離を歩いていた時は、聞く本をよく買っていた、本を読む時間はなくても聞く時間はあったからだ。その時は、audibleでダウンロードもしたがCDでも買っていた。CDで買ってiTunesでデータ化していた。でももう多分CDでは買わないだろう。
Amazonはこのような本の世界だけではなく、ファッションから電気製品、カメラ・レンズまでなんでもやっている。そもそも、名前が世界最大の流域面積を持つからamazonにしたとかAからZまですべてやるからAmazonという名前にしたとか、いろいろ言われているが生活のすべてを対象にしようとしているのは間違いない。
それもネットの技術により使う場面から、バックオフィスの注文、管理、類似商品のお勧めまですべてネットとデジタルに依存している。いまどき、それを使っていない企業はないが、Amazonは自社向けに開発したサーバなどのサービスを外販するまで徹底的にやっている。
ともかくあんまり勧められるから音声版も同時に買ってみた。