師走の最初の日の雨

by Shogo

エルに起こされて今朝も起きる。まだ6時前だとまだ暗い。しかも今朝は特別に寒い。 おまけに雨も降っているから散歩には行けない。コーヒーを飲みながら今日からもう12月だと気付く。今年ももう一ヶ月だ。何をなすことなく、毎日の身過ぎ世過ぎに追われて同じような一年が過ぎていく。

いや、あと一ヶ月。この31日間で何かやろうと思うのだが、思うだけで何も始めないことが情けない。先日読んだ本に、画を見て自分は何をしているのだという問いに気がつくという話が出てきた。私は画や写真を見て、美しいとかすごいとか思っても自分の人生観や人間の存在まで思いが至らない。そこが凡人の凡人たる故だが、この一ヶ月で自分を変えられるとも思えない。自分にふさわしいのは、お気楽に「馬鹿は死ななきゃ直らない」あたり。

最近読んだ本の冒頭の画はデューラーの自画像だった。デューラーといえば「メレンコリア」の版画が有名で私でもしっているが、版画以外の画も描いていたとは知らなかった。しかも自画像はたくさんあるようだ。個人的には、その本の自画像よりも、やはり手のデッサンがすごい。その謂れも素晴らしく、いつか本物をみてみたいものだ。

冷たい雨も降っているが、今日も会社にいるために出かけなければ。

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