The New York Trilogy

by Shogo

日曜日夕方に帰って来てそのまま出かけたら、遅くなったこともあり、 今週は忙しいというか落ち着かなく過ごした。帰りの飛行機から撮影した富士山はまだ冠雪していなかった。

旅行中に前から読もうと買ってあったPaul Austerの”The New York Trilogy”を読んだ。それぞれ不思議な孤独感を感じる三篇。見張る人と見張られる人、探す人と探される人。存在の不条理と不思議さがニューヨークの街角の描写とともに語られる。話の展開に引き込まれてしまった。

作家の分身が語るが、作家のPaul Austerと同じ名前の人物も登場する。新しくはないが、小説の解体の手法だ。その不安定な状況で、都市の迷路に引っ込まれるようだ。味わうという意味ではもう一度読んだ方がよさそうだ。

ようやく週末だが、今朝はエルが早くに起きたので散歩のあとでカメラを持って出かけてきた。やや気温は低いものの爽やかな青空で、久しぶりに写真を撮った。今週は休息なので午後から現像してみよう。

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