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久しぶりに二日酔いではない土曜日の朝。13日の金曜日の仏滅でと言っている同僚を避けて、明るい早い時間にオフィスを抜けだした。どこへ行こうか迷った後で、新宿御苑で降りて蒼穹舎に寄って写真を見て、写真集を買った。その後、しばらく新宿の街の夕方を歩いた。金曜日の夕方の新宿の街を歩くのはいつ以来だろう。久しぶりに東口の中古カメラ屋を冷やかしたが、幸か不幸か特に目を惹くものはなかった。
自宅で夕食を済ませた後、この休みのために買った本を読み始める。最初は小林紀晴の「昨日みたバスに乗って」から。写真家として著名な小林氏だが、初期のころから文章力もあった。 この本は写真に関するものではなく、完全な小説。出だしから面白そうだ。二物を与えられている人というのはいるもんだ。
6月に早い夏休みと言って休んだが、年次休暇とは別に休みがあるのでそれを利用して五連休。今までこの休暇をとったことがないし、第一、年次休暇を完全に消化したこともないが、今年の夏は少し疲れ気味なのでのんびりすることに決めた。今日から読書と美術館と、普段行かない東京のどこかに行こうと思っている。
写真は、プラハ。本文と関係ない。